「UD-M2IN」を画像でチェック
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筐体はアルミニウム製で、ケーブルは直付け。個人的には着脱式にして、交換できるようにした欲しかった
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製品の概要を把握したところで、ここからは「UD-M2IN」を画像でチェックしていこう。筐体は堅牢なアルミニウム製で、PCと接続するUSB Type-Cケーブルは直付け方式。USB Type-Aの変換アダプタは付属しないため、USB Type-AコネクタしかないPCで使う場合には、別途変換アダプタを用意しておこう。ちなみに本体サイズは幅39mm、奥行き60mm、高さ13mm、重量は56gの小型・軽量設計のためノートPCと一緒に持ち運ぶ場合でも邪魔になることはないだろう。
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筐体の表面には「M.2 In」のロゴが大きくデザインされている。またSSDの垂れ下がりを防止するためM.2コネクタ部は下側がわずかに出っ張っている
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裏面にはモデル名やホームページのURLがプリントされていた
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筐体の奥行きは60mm、高さは13mmと非常にコンパクトなため、手軽に持ち運ぶことができる
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M.2スロットはM keyとB&M keyに対応。また筐体の表面後方にはブルーLEDによるアクセスインジケータを搭載
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「UD-M2IN」にSSDを装着してみる
ここからは実際に「UD-M2IN」にSSDを装着してみることにしよう。検証用のSSDにはもっとも一般的なM.2 2280フォームファクタに対応する
CFD「PG3VND」シリーズの1TBモデルを使用した。NANDフラッシュを両面に実装するM.2 SSDとしては比較的重い部類の製品だが、NVMe M.2 SSDがぐらついたり、垂れ下がることはなかった。ただし、アダプタ自体が軽量なこともありケーブルのテンションのほうが強く、配線によっては本体が動いてしまうことがあった。
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アダプタのM.2スロットの切り込みに合わせてカチッと音がするまでNVMe M.2 SSDを差し込むだけで準備は完了
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NVMe M.2 SSDでは重い両面実装タイプのSSDでも装着後にSSDが垂れ下がったり、グラつくことはなかった
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簡単にパフォーマンスをチェックしてみたが、NVMe M.2 SSDむき出しの状態でもサーマルスロットリングは発生せず、USB 3.2 Gen 2の限界である1,000MB/s前後のパフォーマンスを発揮することができた
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続いて、手持ちの薄型ヒートシンク
「BA-HM02」を装着した状態でも確認をしてみたところ、こちらも全く問題なし。あまり大型のヒートシンクは無理だろうが、PlayStation 5に対応する薄型ヒートシンクならコネクタの安定性に問題が出ることはないだろう。またヒートシンクを装着することで重量が増した分、ケーブルのテンションによって動いてしまうことも少なくなった。
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PlayStation 5にも対応する薄型ヒートシンク「BA-HM02」を装着した状態でも検証を実施
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あまり大型のヒートシンクは厳しいだろうが、薄型のヒートシンクなら装着した場合でもぐらついたり、SSDが垂れ下がることはない
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価格なりの部分はあるものの、コネクタの安定性には不安なし
今回のショートレビューでは「UD-M2IN」の使い勝手を中心に検証を行った。率直な使用感として、やはりケーブルのテンションが邪魔をして本体そのものの設置が落ち着かない点が気になった。またUSB Type-Aポートに接続したいユーザーもいるだろう。コネクタはUSB Type-Cのみだけに、変換アダプタの同梱は要検討かもしれない。とはいえ、製品そのものに大きな欠点は見当たらなかった。
そして多くの人が懸念するであろう、コネクタの安定性については問題なく、NVMe M.2 SSDをしっかりと固定することができている。
協力:株式会社タイムリー