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ローランド「BRIDGE CAST ONE」 実勢売価税込27,500円前後(2024年10月12日発売)
製品情報(ローランド株式会社)
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「BRIDGE CAST」シリーズ最小のオーディオデバイス
1972年の創業以来培ってきた電子機器や音響機器のノウハウを生かし、2023年1月に満を持してゲーム配信向けオーディオデバイス
「BRIDGE CAST」を投入したローランド。そんな「BRIDGE CAST」シリーズの第3弾にして最新モデル
「BRIDGE CAST ONE」について、今回は検証を進めていきます。
第1弾の
「BRIDGE CAST」や、以前詳細検証をお届けしたキャプチャ機能を搭載する第2弾
「BRIDGE CAST X」は、いずれも多彩な機能とダイヤル、ボタン、スイッチを使ったわかりやすい操作性により人気モデルになっています。ただし、本体サイズが大きくデスクスペースを占有してしまう欠点がありました。その欠点を解消するべく投入されたのが「BRIDGE CAST ONE」です。
XLR端子を備えたプロ仕様のマイクも接続できる高ゲインなマイク用プリアンプや、強力なDSPによる音声処理機能、モニタ音と配信音を独立してミックスできるデュアル・オーディオ・バス、7.1chバーチャルサラウンド機能など、「BRIDGE CAST」とほぼ同等の機能を搭載。それでいて本体サイズは幅が220mm→111mm、奥行き110mm→109mm、高さ70mm→56mmへと小型化され、占有スペースは約半分に削減されています。
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HDMIキャプチャ機能は搭載していないため、以前検証を行った「BRIDGE CAST X」に比べるとPCやゲーム機との接続はかなり簡素化されている
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そして本体重量も450g→275gへと175g軽量化されており、持ち運びも楽に行えるようになりました。一方で、小型化に伴い操作ダイヤルは4つのメインダイヤル+5つのパラメータダイヤルから、メインダイヤル+音量ダイヤルになり、操作性への影響は気になるところ。こちらは後半のテストセッションで試してみることにしましょう。
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「BRIDGE CAST X」と同じ、茶色の段ボールに製品のイラストがデザインされたエコ仕様のパッケージを採用
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付属品は、USB Type-Cケーブルと「はじめにお読みください」、QRコードが記載されたカードのみ。なおマニュアルはこちらからHTMLまたはPDFにて確認できる。
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ちなみに電源はUSBバスパワー駆動で、PCとはケーブル1本で接続することができます。また各種設定やマイクの調整などを行うユーティリティは従来と同じ
「BRIDGE CAST App」のため、これまで「BRIDGE CAST」シリーズを使っていた人なら戸惑うことなく扱うことができるでしょう。