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MSI「MAG 276CXF」 実勢売価税込32,800円前後(2024年12月現在)
製品情報(MSI)
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没入感と高速応答を両立したゲーマーのためのフルHD液晶ディスプレイ
現在、秋葉原のみならず全国的にゲーミングPCが売れている。某大手BTOブランドの担当者は「間違いなく今年一番の売れ行き」と語っているほか、大手パーツショップによる自作PCの組み込みサービスの最短納期は、すでに来年の2025年の2月だという。理由は2025年2月28日に発売が予定されているカプコン「モンスターハンターワイルズ」の推奨スペックが思いのほか高く、急激にPC需要が高まっているため。そのためゲーミングPCが、まさに飛ぶように売れているわけだが、そうなると同時に購入を検討したいのがゲーミング液晶ディスプレイだろう。今回紹介する「MAG 276CXF」は、そんなハンターにもオススメの1台だ。
その最大のセールスポイントは、人間の視野に近いとされる
曲率1,500Rを採用する湾曲ディスプレイでありながら、高速リフレッシュレートに対応するところだ。現在、市場では多数の湾曲ディスプレイが販売されているが、その中でもトップクラスとなる
リフレッシュレート280Hzを実現してる。いわば湾曲ディスプレイの「没入感」とゲーミングディスプレイの「高速描画」をいいとこ取りした製品となっている。
それを可能としたのが、高コントラストと高速応答を両立した
RAPID VAパネルの存在だ。従来VAパネルの弱点とされていた駆動速度を4倍に高め、eスポーツの競技シーンでプロ選手たちの多くが愛用しているとされる
応答速度0.5ms(GTG、最小値)に対応している。さらに、VAパネル強みである
4,000:1の高いコントラスト比により、引き締まった黒を表現可能。夜や暗闇のシーンでは臨場感アップするとともに、残像感の少ないクリアな映像でゲームを楽しむことができる。
解像度は、ゲーマー向けでは定番のフルHD(1,920×1,080)。PCとの接続はリフレッシュレート280Hz(DisplayPort接続時)に対応し滑らかな画面表示が可能。PlayStation 5やXbox Series X/Sといったコンシューマゲーム機でも、フルHD/120Hzのリフレッシュレート(HDMI接続時)での表示できる。PCには及ばないものの、ゲーム機のポテンシャルを最大限引き出すことができるという点でも「MAG 276CXF」がゲーマーにオススメなのがお分かりだろう。
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1秒間の描画が60回と280回では、映像の滑らかさに劇的な違いがでる
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そのほかのスペックを確認しておくと、黒つぶれや明るいシーンで白飛びのない現実に近い描写ができる
HDR(ハイダイナミックレンジ)をサポート。ティアリングやスタッタリングを抑える
「Adaptive Sync」、画面のチラつきを抑え長時間の使用でも疲労を軽減する
「アンチフリッカー機能」、露出を抑えながら暗部を持ち上げ視認性を高める
「ナイトビジョン」、表示しているシーンに合わせて自動的に明るさ・コントラスト・彩度を調整する
「AI Vision」、ブルーライトを低減する
「ブルーライトカット機能」を備える。このうち、リフレッシュレートの違いと「ナイトビジョン」「AI Vision」については後半セッションで動画検証を行っている。
輝度は300cd/㎡で、最大表示色約10億7,300万色、色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を78%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBを94%カバー。インターフェイスはHDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.4a×1、ヘッドホン出力×1を装備。電源は内蔵タイプのため取り回しは良い。なお、本機はAmazon専売のため配送や持ち帰りの心配は不要だ。