9mlの大容量モデル
12.5W/mkという優れた熱伝導率で、オーバークロックユーザーに人気のThermal Grizzly製サーマルグリス
「Kryonaut」をベースに、熱伝導率を14.2W/mkへと高めた上位モデル
「Kryonaut Extreme」が登場した。
Thermal Grizzlyからは、より熱伝導率の高い液体金属製のサーマルコンパウンド
「Conductonaut」(73W/mk)も発売されているが、こちらはアルミニウムを侵食する他、導電性があり、温度も10℃以上と扱いが難しい。その点「Kryonaut Extreme」なら、非伝導性で、腐食の心配がなく、使用温度も-250~350℃と広いことから、空冷から極冷まで様々な用途で使用できる。
ただし、「Kryonaut Extreme」のラインナップは現時点で9mlの大容量モデルのみ。価格は驚きの税込16,280円で、手軽に試すことができないのは残念なところ。今後「Kryonaut」のような小容量モデルの登場にも期待したい。
なお担当者によれば、初回ロット数は非常に少なく、オリオスペックに入荷した製品もごく少量とのこと。