今回オンラインインタビューに応じてくれたのは、サンコー広報部部長の﨏 晋介氏。“ekky”のニックネームでテレビ出演もこなす、同社の顔的存在だ。調理系家電の製品ページにて、毎度美味しそうに何かを食べている人としてもお馴染み。
| サンコー株式会社広報部部長の﨏 晋介氏。同社の案内人“ekky”として、そのアイテムのすべてを知り尽くしている人物だ |
コロナ禍が落ち着くには、まだしばらくかかりそうな情勢ですが・・・昨年までを振り返って、コロナ禍の前後で実感したトレンドの変遷などはありますか?
ちょうど最初の緊急事態宣言が出た頃は、まだ先の展開がまったく分からない状況でした。その中でお店の休業を挟みながらも、一方で通販のアクセスが前年比の5倍まで伸びたりと、世間の変化を大きく感じましたね。注目を集めたのも、分かりやすく
巣ごもり関連のアイテムです。
“巣ごもり需要”は世間一般でもキーワードとして浸透した感があります。巷では家具が売れたりといった動きがありましたが、関連アイテムで何か代表的なヒット作があれば教えてください。
お家でご飯を食べるようになった影響で、やはり調理系家電はよく動きました。その中でも売れ筋と言えば、この
「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」ですね。発売時も話題になったアイテムではありますが、コロナ禍でさらに注目されるようになって、途切れずにずっと売れ続けています。
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| 最短14分でご飯が炊ける、超コンパクトな“お一人様”向けの高速炊飯器。食べる際はそのまま器として使える | |
ヒット作といえば、夏を前に発売された
「ネッククーラーNeo」の人気は凄まじかった。入荷しても即完売の繰り返しで、当時は販売の際に“密”にならないようお店側が苦労していたのを思い出します。
実はあのアイテム、
夏のオリンピック観戦需要を見込んで準備していたものなんです(笑)。前年モデルが18,000台売れていたのもあって、当初の目標は100,000台。結果的にまったく当てが外れてしまったわけですが、なんと
暑い中でマスクを身につける際の冷却アイテムとして、ビックリするくらい注目されることに。終わってみれば、累計で240,000台を売り上げることができました。サンコー史上、ダントツのトップです。
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| まさかの展開で大ヒットになった「ネッククーラーNeo」。性能向上による使い勝手の良さだけでなく、夏マスクの冷却対策として注目されたのが大きかった | |
はからずもコロナ禍によるマスク社会到来という、想定外の状況に噛み合ったというわけですね。もっとも、前世代からサイズダウンしながら冷却性能は上がっていたりと、製品自体の出来も非常によかった印象です。
そもそもペルチェ式は放熱の効率がキモなので、設計段階からだいぶ苦労はしています。接触するフィンの大きさや位置、冷却ファンも静音かつ小型で風量があるものを選んで、搭載の向きやスリットの入れ方も工夫して・・・とにかく細部までこだわりました。
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| パンやお肉、ケーキをキレイに切れる電動ナイフ「エレクトリックナイフ Slim」も驚きのヒット。ややニッチなアイテムながら従来品と合わせて30,000台が売れ、巣ごもり需要の根強さを示すことに | |