初回ロットは各社ともに豊富で計14モデルが登場
「Radeon RX 6700 XT」は、内部構造を刷新した「RDNA 2」アーキテクチャと、圧倒的なメモリ帯域を誇る「Infinity Cache」を備えるアッパーミドル向けGPU。昨年11月に発売が開始された
「Radeon RX 6800」の下位に位置付けられる製品で、WQHD解像度のゲーミング液晶ディスプレイをメインターゲットにしている。気になるパフォーマンスについては検証記事をぜひご一読頂きたい。
ツクモパソコン本店には約40名が整理券を求めて行列
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秋葉原で一番購入客が集まったツクモパソコン本店。約40名が購入した
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従来通り先着順での販売方式を採用したパソコン工房 秋葉原 BUY MORE店にも恒例の行列
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解禁時間の19日(金)19時から販売をスタートしたのは、
パソコンショップアーク、
オリオスペック、
ドスパラ秋葉原本店、
パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館、
ツクモパソコン本店、
TSUKUMO eX.。このうち、開店時から整理券を配布したパソコンショップアークやドスパラ秋葉原本店、ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館では、朝から行列ができるほど。さらに18時から整理券を配布したツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.では、1時間前から多数のRadeon派で長い行列ができた。
入荷数少量のリファレンスモデルは即完売
発売されたのはASRock、ASUS、GIGABYTE、MSI、PowerColor、SAPPHIREの6メーカーから計14モデル。一番人気は、SAPPHIRから発売されたリファレンスモデル
「Radeon RX 6700 XT 12G GDDR6」(売価税込77,000円)で、入荷を確認した全てのショップで完売となっていた。
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ASUSからは3モデルが登場。一番人気は「DUAL-RX6700XT-12G」で次点が「TUF-RX6700XT-O12G-GAMING」。「ROG-STRIX-RX6700XT-O12G-GAMING」は価格が高いためか、多くのショップで在庫が確認できた
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売れ行きは、最安のリファレンスモデルを筆頭に安価なモデルから順次売れていく傾向。ある購入者は
「予想よりも価格が高く設定されていたため、当初購入を予定していたモデルから、ワンランク落とした製品を買いました」と語っていた。価格の高いモデルが中心となるが、各ショップとも20日(土)以降の在庫はそれなりに確保されており、今週末から来週にかけては購入可能だ。
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Radeon専売メーカーであるSAPPHIREはさすがに強い。最安のリファレンスモデルを筆頭にオリジナルモデルも完売ショップが多かった
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2次ロットの入荷は少なく今後は品薄の可能性も
グラフィックスカードの深刻な品薄が続く中でのデビューとなった「Radeon RX 6700 XT」。GeForce RTX 30シリーズの在庫は、最上位のGeForce RTX 3090以外はほぼなし。Radeon RX 6000シリーズもRadeon RX 6800/6800 XT/6900 XTともに少ない状況のため、アッパーミドルに位置づけられるRadeon RX 6700 XTは注目の存在だ。ただ、初回入荷こそ潤沢だったものの
「今後の入荷予定は不透明な状況」(某ショップバイヤー)のようで、近いうちにRadeon RX 6700 XT搭載グラフィックスカードも店頭から消えるかもしれない。
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ドスパラ秋葉原本店の価格表。安価なモデルから売り切れ状態に
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解禁日に秋葉原で最も多く数量を販売したツクモパソコン本店でも、価格の安い順に売れて行ったという
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