ユーザーの要望に応えラインナップを拡充
第11世代Intel Coreプロセッサに合わせて、数多くのマザーボードをリリースしている日本ギガバイト株式会社。今回のオンラインインタビューでは、そのこだわりについてマーケティングスペシャリスト
Sophia Lee氏と、テクニカルマーケティング
渡辺 隆之氏に話を聞いてみることにした。
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マーケティングスペシャリストSophia Lee氏(右)と、そのサポート役として参加してくれたテクニカルマーケティング渡辺 隆之氏(左)
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- 編集部
早速ですが日本ギガバイトとして、今回Intel 500シリーズのマザーボードを展開する上で特にこだわった点を教えて下さい。
- Sophia氏
これまで日本ギガバイトでは、国内で展開するモデル数を敢えて絞ることでわかりやすいラインナップを提供してきました。しかし、国内で販売していない製品が欲しいという要望が多かったことから、今回は「AORUS」シリーズについてはほぼ全てのモデルを、「GIGABYTE」シリーズについてもこれまでよりも多くのモデルを投入することにしました。
- 編集部
これはIntel Z590だけでなく、下位のIntel B560/H510などでも同様ですか。
- Sophia氏
はい。その通りです。
- 編集部
ラインナップについてはどういった要望が多かったのでしょう。
- Sophia氏
例えば「AORUS PRO」シリーズと「AORUS ULTRA」シリーズなど、価格帯が近いモデルはこれまで片方しか国内では販売していませんでした。しかし、ヒートシンク形状をはじめとしたデザインの違いや、搭載機能に差があることから、国内販売について問い合わせを受ける事が度々ありました。そこでIntel 500シリーズではこれまでの方針を転換して、ラインナップの拡充を決定したワケです。
- 編集部
ラインナップが大幅に増えたGIGABYTEのIntel 500シリーズですが、特におすすめのモデルはありますか。
- Sophia氏
クリエイター向けの「VISION」シリーズがイチオシです。その中でもMini-ITXフォームファクタの「Z590I VISION D」は、コンパクトかつ高性能な製品を好む日本のニーズにマッチしていると思います。
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ATXの「Z590 VISION D」(画像左上)、Mini-ITXの「Z590I VISION D」(画像右上)、Thunderbolt 4を省略した「Z590 VISION G」の3モデルがラインナップしているが、Sophia氏、渡辺氏とも「Z590I VISION D」が特にオススメとのこと
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- 編集部
最近のマザーボードはハイエンド=ゲーミングという印象が強いですが、GIGABYTEでは高機能なクリエイター向け製品が充実していますね。
- Sophia氏
他のメーカーよりは間違いなく充実していると自負しています。また第11世代Intel Coreプロセッサでは、新たにThunderbolt 4機能が追加されていることもクリエイターに訴求できるポイントになっています。
- 編集部
Thunderbolt対応機器もストレージを中心に価格が下がっているので手が出しやすくなっています。
- Sophia氏
またキャプチャユニットやDTM関連の機器も着実に増えており、クリエイターには魅力的なインターフェイスだと思います。
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デイジーチェーンにも対応するThunderbolt 4。対応する機器も増えており、クリエイターには特に魅力的なインターフェイスになるだろうとのこと
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