今回のGIGABYTE Intel 500シリーズでは、これまで以上に電源回路の設計にこだわっている印象です。
第11世代Intel Coreプロセッサは、ブースト機能を有効にした際の消費電力が多く、電源回路への負担も大きくなっています。そのため、従来モデルに比べて、フェーズ数を増やしたり、高品質なパーツを使用するなどの改良を施しています。さらに「Fins-Array II」や、I/Oポート部分にまでせり出す大型ヒートシンクの採用。より細かい調整ができるファンコントロール機能「Smart Fan 6」など、冷却にもこれまで以上に配慮しています。
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| 先日詳細レビューをお届けしたミドルレンジクラスの「Z590 AORUS ELITE AX」でも、I/Oポート部分にせり出す大型ヒートシンクを採用していた | |
GIGABYTEは、Intel B560チップセットモデルでも
「Adaptive Boost Technology」への対応がいち早く謳われていました。
特に「AORUS」シリーズのIntel B560チップセットモデルは、同クラスの他社製品より電源回路の設計は確実に優れていると思います。Core i9シリーズを搭載した場合でも全く問題はありません。
「Adaptive Boost Technology」を有効にできるのなら、Core i9シリーズとIntel B560チップセットという組み合わせでもパフォーマンス面では見劣りしませんね。
はい。その通りです。ただし、Intel Z590チップセットの下位モデルとIntel B560チップセットの上位モデルでは、価格帯が重なることもあり、Core i9シリーズを選択する人は低価格なIntel Z590チップセットモデルを選択する人が多いようです。
ちなみにIntel Z590チップセットモデルで人気のモデルはどれでしょう。
先日レビューしていただいた
「Z590 AORUS ELITE AX」や
「Z590 UD AC」です。
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| Intel Z590マザーボードとしては安価な「Z590 UD AC」も人気とのこと。ちなみに最近はあまり派手なデザインは好まれないため、GIGABYTEでもIntel 500シリーズは落ち着いたカラーリングを採用する | |
Intel B560チップセットモデルはどうでしょう。
もともと売れ筋だった
「B460M DS3H」の後継モデルにあたる
「B560M DS3H AC」が人気です。こちらはCore i5クラスのミドルレンジモデルと一緒に購入される方が多いようです。
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| 低価格ながら無線LAN機能も搭載する「B560M DS3H AC」。アキバの店員にも評判良い製品だ | |
最後に、Intel 500シリーズに合わせて、久しぶりとなるオーバークロックモデル
「Z590 AORUS TACHYON」を投入した理由を教えてください。
最近はゲーミング向けに注力していたこともあり、オーバークロックモデルが手薄になっていました。しかし、GIGABYTEはもともとオーバークロックモデルを得意にしていたこと。さらにIntelプラットフォームに強く、最新のテクノロジーや設計思想を投入するノウハウも揃っていたことから、今回「Z590 AORUS TACHYON」の投入を決定しました。
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| GIGABYTEの技術力の高さを見せる意味合いもあったという「Z590 AORUS TACHYON」。もともと限定生産モデルだったが、昨今の半導体不足の影響で、予定数まで生産が追いついていないという | |
Intel Z590チップセットでは国内初のオーバークロックモデルということで注目を集めました。
おかげさまで初回入荷分は好調でした。ただし半導体不足の影響もあり、生産が思うように進んでいません。今後の入荷については目処が立っていないのが残念です。とは言え、GIGABYTEの技術力の高さについては見せることができたと考えています。