20メーカー以上が参加した大規模PCイベント
自作PCパーツメーカー複数の正規代理店業を勤める株式会社アスク主催とあって、主要メーカーのブースが勢揃い。コロナ禍以降に開催される国内の自作パーツイベントとしては最大級ということもあり、会場は沢山の来場者で賑わった。さらに熱心な自作PCユーザーに加え、海外に拠点を置く各PCパーツメーカーの担当者も多数来日。最先端を行く自作PCパーツはもとより、関係者も一堂に会するまさに「世界のPCパーツ大集合祭り」となった。
各ブースでは最新製品紹介や展示、デモンストレーションが行われていたほか、イベントステージでは最新トレンドや自作PCにまつわるトークショー、自称・コスプレイヤーでゲーマーでグラドルの伊織もえさんをはじめ、プロゲーマーが参加するゲーム大会なども実施された。
そこで今回は、20を超える各ブース毎に、エルミタ取材班が見たメーカーイチオシの新製品や、国内未発売製品の数々をご紹介していく。
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人気コスプレイヤーの伊織もえさんも登場したイベントでは観覧者が多数集結
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会場には3つのクラスからエントリーされたMOD PCも設置。人気コンテストも開催された
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ASRock
AMD X670E/X670/B650E/B650やIntel Z790チップセット採用マザーボードを順調に投入しているASRock。Taichiを筆頭に上位モデルの売れ行きが全体に好調で、カラフルなデザインが特徴的なストリーマー向けマザーボード
「LiveMixer」シリーズも非常に好評だという。
そして注目アイテムは2つ。ひとつはIntelのハイエンドGPU Arc A770を搭載するグラフィックスカード
「Intel Arc A770 Phantom Gaming D 8GB OC」だ。国内市場では唯一のArcシリーズ取り扱いベンダーとなってるASRockだが、最上位モデルがまもなく国内発売される予定だ。
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基板自体は短いものの、3連ファンクーラー「Phantom Gaming 3X」を採用する本体カードは長さ305mm。発売は11月中旬の予定で売価は6万円オーバーとなる見込み
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もうひとつは、ASRock初のゲーミング液晶ディスプレイ
「Phantom Gaming」シリーズだ。いずれもリフレッシュレート165Hz、応答速度1msの高速描画に対応するゲーミングモデルで、スタンド部分にピークゲイン7dBiのWi-Fiアンテナを内蔵するのが特徴。これによりデスクトップPCのWi-Fi信号を改善し、ネットワーク遅延を抑えることができるとしている。
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湾曲34型の「PG34WQ15R2B」。VAパネルを採用しスピーカーを内蔵。チルト、スイベル、高さ調整に対応する
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ラインナップはUWQHD(3,440×1,440ドット)解像度に対応する湾曲34型の
「PG34WQ15R2B」とフルHD解像度に対応する27型の
「PG27FF1A」。競争が激しい国内の液晶市場の分析を進めつつ、国内投入を前向きに検討中とのことだ。
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IPSパネルを採用する27型の「PG27FF1A」。両モデルとも海外では販売が始まっているということもあり、国内展開もかなり現実的のようだ
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