専用コネクタで、マザーボードから電源供給が可能
ASUSTeK Computer Inc.(本社:台湾)は、COMPUTEX TAIPEI 2023に合わせて開催したメディア向け発表会にて、主要なコネクタやピンヘッダを裏面に隠すことができるコンセプトシステム
「Hidden-Connector Concept Build」を披露した。
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基板の表面にはケーブルが必要なコネクタやスロットは一切実装されていない
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ASUSからは今年3月に主要コネクタやピンヘッダを基板裏面に実装した
「TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4」がアナウンスされているが、今回のシステムで使用されている
「TUF GAMING Z790-PLUS Hidden-Connector Concept Motherboard」は、基板上に12VHPWR電源を供給するためのスロットが追加され、専用モデルを使用することでグラフィックスカードの補助電源ケーブルも裏面に配線できるようになる。
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PCI Express 5.0(x16)スロットの先には、電源供給用の専用コネクタを搭載
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12VHPWRコネクタを始めとした電源コネクタだけでなく、SATAポートやピンヘッダも基板裏面に実装
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専用設計の「NVIDIA GeForce RTX 4070 Hidden-Connector Concept VGA」には、補助電源コネクタが実装されていない
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代わりにマザーボードの電源供給用コネクタに接続するための端子が用意されている
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さらにコンセプトシステムでは、専用設計のGeForce RTX 4070グラフィックスカード
「NVIDIA GeForce RTX 4070 Hidden-Connector Concept VGA」と、以前詳細検証をお届けした
「TUF Gaming GT502」をベースにした専用PCケースを組み合わせることで、左側面から見えるケーブルの露出は最小限に抑えられていた。
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左側面から見えるケーブルはほとんどなくスッキリとしている
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マザーボードトレイ側からコネクタを接続するため、PCケースも専用のものが必要になる
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なお担当者に確認をしたところ残念ながらこのシステムについて、現時点では販売の予定はないとのこと。マザーボードだけでなく、グラフィックスカードやマザーボードも専用品が必要になるなど、導入のハードルは高いものの、ケーブルをほぼ完全に隠すことができるのは大きな魅力。ぜひ今後の製品化に期待したい。