あくまでイベント用の試作品だけど・・・
「COMPUTEX プチ」は、エルミタ現地取材班が「COMPUTEX TAIPEI 2023」会場内外で見つけた”小ネタ”を中心にお届けします。
本編をお届けする前ですが、ここNoctua(本社:スウェーデン)ブースでは、"Noctuaのプロフェッサー”ことJakob氏が楽しそうに
「新型冷却機器」を紹介してくれました。
「Cuula promotional can cooler」は、Noctuaのカラーリングで装飾された筒状のボディが外観上の特徴。その下に取り付けられたスケルトンのケースには、ヒートシンク&ヒートパイプが確認できます。
これはNoctuaが真面目に開発した、
ペルチェ素子を使用したドリンククーラー。Jakob氏曰く「COMPUTEXのために作った」という、なんとも遊び心溢れる試作品で、完成度は高いながらも「販売するつもりは無い」とのこと。

単なる保冷機器ならホームセンターレベルだが、そこはNoctua。左右にペルチェ採用ヒートシンクとNoctuaの120mmファン「NF-A12x15」&40mmファン「NF-A4x10」を各1基搭載。内部には両サイドにアルミ製プレートを装着し、直接缶が触れる事で冷却ができる。

実際に内部に手を入れてみたところ、冷蔵庫程度のひんやり感。温度は実に5℃まで下がるそうで、外周は結露防止用に断熱材で覆う対策も施されていました。
なおアルミ缶サイズは250ml缶と、イマドキレア。一度に7本が収納可能で、物理的な構造から"2番目と3番目の缶”がよく冷えるよう。また冷却までにかかる時間は40分ほどだそうで、実用的かどうかは意見の分かれるところ。
最後にもう1度販売について尋ねてみると、今回あまりにも反響があるため「ちょっと検討中」と、さすがにJakob氏もキモチが揺れ動いている模様。ちなみに留守番STAFFのお土産にピッタリだと伝えたところ「1つしかない」とやんわり断られたことは言うまでもありません。