来場者の評判は上々
XIGMATEK(本社:台湾)ブースでは、現時点試作品段階というベンチ台に目が留まった。担当者によると、COMPUTEXに合わせて持ち込んだ開発モデルで、製品名は決まっていないという。

説明するまでもなく、ベンチ台とは主にパーツのパフォーマンスを計測するため、バラック状態でPCを動作させるのが目的。「まな板」「ベンチテーブル」「ベンチマーク台」等、これまで多くの製品が市場に出回っているが、この試作品のポイントはガラスカバーが装着できる点だろう。
高価なパーツへのホコリの付着や、動作音の軽減等の目的が想定されるものの、この見た目ならベンチ台ならぬ「魅せるPCケース」として普通に使えそうだ。

台の部分にはATXおよびMicroATX、Mini-ITX規格のマザーボードが搭載可能。フタを開くと前面には120mmファン3基が搭載可能で、360mmサイズラジエーターの増設を想定。ON/OFFスイッチやResetスイッチで事は足りるハズだが、アクセスポートが普通に充実している。

居合わせた担当者曰く、通常のベンチ台とは異なり、電源ユニットやストレージを台の内部に収納したかったそうで、煩雑になるケーブル類を極力隠すように設計されているとか。こうなると、やはりベンチ台ではなく「魅せるPCケース」との中間と言ったところ。

試作品だけに販売は未定ながら、来場者の評判は上々。もし販売するなら、ガラスカバーの固定方法は検討の余地があるそうだ。