Blackwellの上位版「Blackwell Ultra」も来年に投入予定
COMPUTEX TAIPEI 2024の開幕を前に開催されたNVIDIAの基調講演にて、CEOのJensen Huang氏が登壇。次世代のAI向けGPUアーキテクチャを採用する
「Rubin」プラットフォームが発表された。
先だって噂されていたように、次世代AI向けGPUアーキテクチャのネーミングは天文学者のVera Rubin氏に由来するという「Rubin」だった。2024年後半の提供開始を控えている「Blackwell」アーキテクチャが3月に発表されたばかりだが、AI向けGPU市場の覇権をさらに確かなものとするため、矢継ぎ早に新GPUのリリースを計画しているようだ。
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「Rubin」プラットフォームは、HBM4メモリを採用する「Rubin GPU」と「Vera CPU」でモジュールを構成。NVLink Switchは帯域幅が倍の3,600GB/sになった「NVLink 6 Switch」、InfiniBandは1,600Gb/sの「CX9 SuperNIC」、IB/Ethernet Switch「X1600」などを組み合わせる。2026年の提供開始を予定しており、さらに2027年にはその上位バージョンである
「Rubin Ultra」のリリースも控えているという。
また、「Rubin」との間を埋める新GPUとして「Blackwell」の上位バージョンにあたる
「Blackwell Ultra GPU」が2025年にリリースされることも明らかにされた。NVIDIAがAI向けGPUに注力していることを示すように、毎年新しいGPUが投入されていくようだ。