テーマは宇宙、重さは40kg!大がかりで無駄に楽しい可動式モデル
まるでコンセプトケースのような異色のデザインを採用しながら、展示だけに飽き足らず本当に販売もされるIn Win名物「Signature」シリーズ。その第11代にあたる
「Infinite」を見ていこう。
1mを超える6mm厚もの強化ガラスが、巻き付くように半身を覆うオープンフレームケース。開発を担当したマイケル・ワン氏いわく、テーマは「宇宙」で未来感を表現したデザインになっているという。
なお本音としては、1枚ガラスに複雑な曲げ加工を施すという、新しい技術的チャレンジを形にしてみたいという思いがベースになっているのだとか。そしてこのケースには、ボタン一つで筐体が展開するという、大掛かりな可動ギミックが搭載されている。
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ボタンを長押し(誤作動を避けるため)すると、小気味よい可動音とともにマザーボードトレイが露出するという次第。組み込みやメンテナンス時だけでなく、意味もなく動かしてみたくなる不思議。
なお、フォームファクタはE-ATXに対応するほか、最新のトレンドでもある裏配線マザーボードをサポート。360mmラジエーター、全長355mmのグラフィックスカード、全高180mmのCPUクーラーなどが組み込める。
ちなみに可動ギミックおよびLEDのためにケースにも給電が必要なほか、巨大さゆえに重量は約40kgに及ぶという。およそ一個人の手には余るシロモノながら、「Signature」シリーズの伝統に従い「Infinite」も実際に販売予定となっている。