左右サイドとフロントがすべてピラーレス仕様の強化ガラスに
まだ構想段階にあるコンセプトモデルをウォッチできるのも、COMPUTEX TAIPEIの醍醐味。Cooler Masterのプレス向けイベントで展示されていた、ピラーレス仕様のパノラマケース
「MasterFrame 360° PANORAMIC」 もそうしたアイテムの一つだ。
最大の特徴は、内部構造をパノラマビューで魅せる大胆な設計。左サイド・右サイド・フロントの3面がピラーレス仕様の強化ガラスパネルになっており、システムのオモテからウラまですべてを眺めることができる。
メーカー担当者によれば「3面がガラスのため、自由にカスタマイズできるDIY水冷との組み合わせがオススメ」とのこと。展示機を覗き見てみると、コンセプトモデルらしいシンプルなプレート状のマウンタに複数のリザーバータンクがマウント、各種ウォーターブロックとともに組み込まれていた。
なお、3面のすべてをパノラマで開放している都合上、裏配線スペースのような目隠し要素はなし。このままのデザインで製品化されることはないかもしれないが、仮に販売されるとしたら、組み込みの難易度がかなり高めのケースになりそうだ。
その一方で、高難度な魅せるシステムを組み上げるModderとは相性抜群なようで、会場では著名Modder AK MODによってカスタムされた製品も展示されていた。
Modderモデルは(3面ピラーレスではなくなったものの)フロントにフィギュア用の“お立ち台”を設置。よりフィギュアを目立たせるために、液晶ディスプレイとLEDライトが舞台を飾り付けている。
このMODケースの出来のよさからか、「こういったModderモデルをベースとした数量限定モデルを販売することも考えたい」とはメーカー担当者の談。もちろんディスプレイなどの“舞台装置”の有無を含め、仕様は現時点で一切未定であり、価格や発売時期も決まっていない。
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