マザーボードとケースに続いてグラフィックスカードも「STEALTH」に
ケーブルを目立たなくする構造を新たに採用した、
「STEALTH」シリーズのグラフィックスカードをGIGABYTEのプレス向け発表会場でチェック。背面コネクタのマザーボードやPCケースに続くラインナップとして、ウルトラハイエンドのグラフィックスカードが投入されることになった。
GIGABYTEの「STEALTH」シリーズは、背面コネクタ仕様のマザーボードやPCケースがラインナップされている、ケーブルを目立たなくさせるギミックを備えた製品群。今回新たにリリースされたのは、グラフィックスカードとしては初の製品となる
「AORUS GeForce RTX 5090 STEALTH ICE 32GB」だ。
AORUSブランドのGeForce RTX 5090搭載モデル「AORUS GeForce RTX 5090 MASTER ICE 32G」がベースになっており、補助電源コネクタが背面に移動。サイドパネル側にケーブルが露出しないよう配線できる。ちょうど
INNO3D製品と似たようなアプローチだ。
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グラフィックスカードとしての基本仕様はベースモデルと同様で、違いは“STEALTH仕様”の補助電源コネクタと、ケーブルを通すためにヒートシンク形状が最適化されている点くらい。放熱性やパフォーマンスに影響が出ることを防ぐため、あえてカバーなどで隠すことはしなかったという。
なお、製品の具体的な発売時期は未定。「本来ならGeForce RTX 5070やRTX 5070 Tiなど、もうちょっと下のモデルから出したかった」とは担当者の談で、今後ミドルレンジ帯のSTEALTHグラフィックスカードもリリースされるのかもしれない。
ちなみに会場にて「AORUS GeForce RTX 5090 STEALTH ICE 32GB」が組み込まれていたのは、背面コネクタ仕様に対応するピラーレスデザインのホワイトケース
「C500 PANORAMIC STEALTH ICE」。グラフィックスカードに先行して、来週にも日本市場で販売が開始されるという。