温度表示機能搭載モデルもラインナップ
ID-COOLINGのブースレポート第2弾は、7本のヒートパイプを搭載した最上位ツインタワーサイドフローからロープロファイル対応の小型モデルまで空冷クーラーをまとめて紹介していこう。
「FROZN A720 TD」は、U字型のヒートパイプを使って2つのヒートシンクを連結したツインタワーデザインのハイエンドサイドフローCPUクーラー。天板はマグネットによる着脱式で、温度・周波数・負荷状況を表示するディスプレイを備える。
ID-COOLINGからすでにツインタワーサイドフローCPUクーラーとして
「FROZN A620 PRO SE」がリリースされているが、「FROZN A720 TD」ではφ6mmヒートパイプの数が6本から7本に増加。さらに冷却ファンも25mm厚の120mmファン×2から、28mm厚の120mmファン×1、30mm厚の140mmファン×2へと変更され、冷却性能が向上している。
またハイエンドモデルらしくヒートパイプと放熱フィンには、長期間安定した動作が期待できるはんだ付けを採用。ヒートパイプの位置もヒートシンクにバランスよく熱を移動できるように何度も調整を繰り返したとのこと。
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「FROZN A720 AD」では天板のディスプレイが省略されている
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クーラーの全高は166mm、メモリの高さは48mmまで対応。グローバル市場向けには2025年第3四半期発売予定で、市場想定売価は80ドル前後になる見込み。なお天板のディスプレイを省略したバリエーションモデル
「FROZN A720 AD」も用意されている。
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FROZN A410 TD
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「FROZN A410 TD」は、天板部分に温度を表示するディスプレイを搭載したサイドフローCPUクーラー。ヒートパイプはφ6mm×4本をダイレクトタッチ方式で実装し、幅50mmのスリムヒートシンクを採用する。グローバル市場向けには2025年第3四半期発売予定で、市場想定売価は35ドル前後になる見込み。
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IS-77-XT EXH
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「IS-77-XT EXH」は、冷却ファンをヒートシンクの下に実装することで、120mmファンを搭載しながら全高を77mmに抑えたロープロファイルCPUクーラー。ヒートパイプはφ6mm×6本で、ファンには17mm厚の薄型モデルを採用する。なお発売日や価格は現時点で未定。
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IS-53-XT BLACK
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「IS-53-XT BLACK」は、全高を53mmに抑えたロープロファイルCPUクーラー。ヒートパイプはφ6mm×4本で、92×92×17mmの冷却ファンを搭載。メモリとのクリアランスも完全に確保されているためMini-ITXマザーボードでの運用に最適だ。なおこちらも発売日や価格は現時点で未定。