TDPはクラス最高を謳う最大280Wまで対応
冷却機器を得意とするCRYORIGは、COMPUTEX TAIPEI 2025に合わせてツインタワーデザインのフラッグシップCPUクーラー
「Gladius Astral」を持ち込んだ。
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49.5×49.5mmのベースプレートには10本のヒートパイプが実装されている
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その最大の特徴は、担当者が“限界に挑戦した”という銅製のベースプレート一杯に実装された計10本のヒートパイプの存在だ。ヒートパイプの直径は一般的な6mmだが、そのままでは10本を並べることができないため、ベースプレートに実装する部分のヒートパイプは平らに変形されている。
変形による熱伝導率への影響もない(担当者談)ということで、TDPは120mmファンを2基搭載するツインタワーサイドフローCPUクーラーでは最高クラスとなる280Wまでサポートする。
冷却ファンの回転数は800~2,500±10%rpm、ノイズレベルは31.5dBA、外形寸法は幅133mm、奥行き120mm、高さ164mm。対応ソケットはIntel LGA1851/1700/1200/115x、AMD Socket AM5/AM4で、トップにはCPU温度や使用状況、消費電力を表示するデジタルパネルを備える。
なおグローバル市場向けには2025年第4四半期に出荷予定で、価格は100ドル前後になる見込み。
また全高55.7mmのロープロファイルCPUクーラーの新モデル
「C5」シリーズも展示されていた。製品ラインナップはアルミニウムフィンの
「C5」と、銅製フィンの
「C5 Cu」の2モデル展開。いずれもベースプレートにはベイパーチャンバーを採用し、「C5」でもTDP最大165W、「C5 Cu」ならTDP最大180Wに対応する。
冷却ファンのサイズは96.8×96.8×31.5mm、回転数は最大3,400±10%rpm、ノイズレベルは26.7dBA。外形寸法は幅96.8mm、奥行き96.8mm、高さ54.6mm。対応ソケットはIntel LGA1851/1700/1200/115x、AMD Socket AM5/AM4。
なおグローバル市場向けには2025年第4四半期登場予定で、価格は「C5」が40ドル前後、「C5 Cu」が60ドル前後になる見込み。