Thermaltake Technology(本社:台湾)は2025年8月2日(土)、東京・ 秋葉原にて
「Thermal Camp 2025」を開催した。最高気温が35℃を超える猛暑の中、会場となった「LIFORK 秋葉原 II」(〒101-0021 東京都千代田区外神田3-13-2)には、多くの自作PCファンが詰めかけ、熱気に包まれていた。
Thermaltakeといえば、年に数回の国内イベントを開催することで知られるが、今回実施されたのは夏の恒例イベント「Thermal Camp 2025」だ。会場では、COMPUTEX TAIPEI 2025で発表された未発売製品のほか、共同主催であるASUSとのコラボレーションPCが多数展示され、来場者の注目を集めていた。
会場中央にはレーシングシミュレーターの体験コーナーが設けられ、レーシングアドバイザーの大宮凛子さんをゲストに招待。さらに、Sleeving-Japan代表・TORU氏によるスリーブケーブル体験コーナーも用意されるなど、来場者の注目を集めていた。
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レーシングアドバイザーの大宮凛子さんによるアテンドは人気のコーナーになっていた
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COMPUTEXで注目を集めたPCケース「View 390 Air」は間もなく発売
トップパネルから左サイドパネルまでをシームレスにつなぐ、角丸一体型の強化ガラスパネル「ワンカーブ強化ガラス」を採用した新型PCケース
「View 390 Air」シリーズ。COMPUTEXで披露された注目モデルが、ついに発売決定。日本では9月頃から販売が開始される予定だ。
会場のデモ機ではフロントに200mmファン2基(360mmサイズのラジエーター対応)が搭載されていたが、製品版では140mmファン2基が標準仕様。200mmファンは同時発売予定のオプション扱いとのこと。外観デザインとの相性も良いだけに、標準搭載を検討してほしい。
デモ機を制作したASUS担当者によると「背面スペースも広く大変組みやすいケース。裏配線のBTFシリーズとの相性はよさそう」とのこと。予価は159.99ドル。その他の詳細については、
COMPUTEXのリポート記事に詳しい。
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ひろびろとした内部設計。全長357.6mm、厚み76mmで合計4基のGPUファンを装備する「ROG-ASTRAL-RTX5080-16G-GAMING」も余裕をもって収納できている
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背面スペースが広く確保されているチャンバー構造
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人気モデルからヒントを得たピラーレス「View 600 TG」
4面ピラーレスデザインを採用したフルタワーPCケース
「View 600 TG」も展示されていた。Thermaltake担当者いわく、八角柱デザインPCケースの「The Tower 600」が採用する強化ガラスパネルからヒントを得たという。
最大10基の140mmファンや420mmラジエーターをサポートするなど高い拡張性と冷却性能が特徴。「回転式PCI-eスロット&GPUホルダー」を採用することで、グラフィックスカードの縦置きにも対応する。予価は149.99ドルで日本では9月以降に発売される予定。
大人気ミドルタワー「The Tower 600」シリーズに新色追加
昨年10月の発売以降、売れ行き好調な八角柱デザインPCケース
「The Tower 600」シリーズ。続々と新色が追加されている中、今回展示されていたのは未発売の“Mocha Mousse”と“Bumble Bee”の2モデル。これにより合計13色展開になった。
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裏配線のBTFシリーズを組み込んだデモ機。内部パーツをパノラマで眺めることができるスタイルは、裏配線のBTFシリーズには最適
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特に“Bumble Bee”は、イベントに参加していたASUSの上岡氏が「発売されたら買ってしまう」と太鼓判を押す推しモデルだ。ブラック系パーツとの組み合わせで映えるとして、自ら組み上げたデモ機を会場に展示していた。
日本初披露となるレーシングキット「GR300」やTORU氏の「古民家MOD PC」など
Thermaltakeが力を入れるレーシングシミュレーションキット
「GR500」に加え、日本初披露となる廉価モデル
「GR300」が登場。さらに、同社初となる49型Dual QHD(5,120×1,440ドット)曲面液晶ディスプレイ
「GCE-49CEUB 49”5K DQHD」も展示されていた。いずれの製品も、日本での発売が予定されている。
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会場にはプロのドリフトレーサー・Kyle Cooney氏も訪れて「GR300」のデモ機をプレイしていた
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COMPUTEX TAIPEI 2025のThermaltakeブースにて展示され、2025 Best Modder賞を受賞したTORU氏の作品「The Tower 600の古民家MOD PC」
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Sleeving-Japan代表のTORU氏による、スリーブケーブルを使用した美しい配線テクニックの実践コーナー
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