Ryzen 9 6900HXを搭載したミニPC「UM690L Slim」も発売
MICRO COMPUTER TECH LIMITED(本社:香港)が展開するMINISFORUMは2025年5月7日、ミニPCの新製品
「MS-A2」と
「UM690L Slim」を発表した。
「MS-A2」は、Zen 5アーキテクチャを採用する16コア/32スレッドCPU Ryzen 9 9955HXを搭載する容量1.78リットルのミニPC。動作クロックは最大5.4GHzに達し、Ryzen 9 8945HSを搭載したモデルに比べてシングルスレッド性能は最大1.2倍、マルチスレッド性能は最大2.1倍に向上している。
またメモリは最大96GB(DDR5-5600)まで増設でき、ネットワークは2.5ギガビットLAN×2とWi-Fi 6Eに加えて、10G SFP+ポート×2を標準装備。これまでのミニPCでは動作させるのが難しかった20台以上の仮想PCの同時実行や、大規模な設計ソフトウェアを遅延なく処理できる。
主なスペックはメモリスロットがDDR5 SO-DIMM×2、ストレージはM.2×3、拡張スロットはハーフハイトシングルスロットのPCI Express 4.0(x8/x16形状)。ディスプレイ出力はHDMI 2.1×1、USB Type-C×2で、外形寸法は196×189×48mm。なおベアボーンキットに加えて、64GBメモリ、1TB HDDを搭載したWindows 11プリインストールモデルがラインナップする。
「UM690L Slim」は、8コア/16スレッドのRyzen 9 6900HXを搭載する0.8リットルサイズのミニPC。グラフィック機能にはAMD Radeon 680Mを内蔵し、GeForce GTX 1050を超える3D性能を発揮する。
主なスペックはメモリがLPDDR5-6400 16GB/32GB、ストレージはM.2 2280×2を備え、1TB SSDを標準装備。ネットワークは2.5ギガビットLAN、Wi-Fi 6E+Bluetoth 5.3で、ディスプレイ出力はHDMI 2.1×1、USB4×1、DisplayPort 1.4×1。外形寸法は130×126.5×50.4mm、重量0.67kg。OSはWindows 11をプリインストールする。