デジタル入出力とアナログ入力用の2種、PC接続用のUSBホストドングルが付属
ラトックシステム株式会社(本社:大阪府大阪市西区)は2025年7月29日、制御機器に920MHzワイヤレス機能を追加できるSubGiga通信ボードとUSBホストドングルのセット4製品を発表した。デジタル入出力用の
「RS-SG2010T」「RS-SG2010M」、アナログ入力用の
「RS-SG2040T」「RS-SG2040M」をラインナップする。いずれも発売は10月中旬の予定。
既存の制御機器を後付けで無線化するためのソリューション。デジタル入出力またはアナログ入力の制御機器を通信ボードで無線化し、付属のUSBホストドングルを介してPCにデータを転送できる。通信方式には920MHz帯を使用するSubGiga無線通信を採用、障害物の影響を受けにくい特性から、見通し最大250mの通信が可能とされる。
デジタル入出力対応モデルは、端子台仕様の「RS-SG2010T」とMILコネクタ仕様の「RS-SG2010M」をラインナップ。デジタル入力8ch・出力8ch、トリガー入力1ch、ストローブ出力1chを搭載。5〜24V入力対応のコモン電源端子を備えるほか、基板周辺の温湿度取得が可能なSensirion社製SHTC3温湿度センサーも実装されている。
アナログ入力対応モデルは、端子台仕様の「RS-SG2040T」とMILコネクタ仕様の「RS-SG2040M」をラインナップ。アナログ入力8chとオープンコレクタ出力1chを搭載し、MILコネクタモデルは5Vデジタル入力1chも備える。12bit/500kspsおよび±10V〜0-10Vまでソフト設定可能なほか、ジャンパ抵抗設定により4-20mAの電流計測にも対応する。
なお、USBホストドングルはWindows 11/10に対応。Visual C++/VB/C#用APIとサンプルプログラムが無償提供される。