リアパネルデザイン
背面に回り、構成パーツが組み込まれた筐体のリアパネル部をチェックしてみよう。まず上段右側には標準装備の140mmファン。その左手はマザーボードのバックパネルで、各端子類がレイアウトされている。中段は拡張スロットで、このモデルでは2段がグラフィックスカードで占有されていた。そして最下段が電源ユニットで、左寄りにメインスイッチとインレットが確認できる。リアからの眺めでは、一般的なミドルタワーPCケースと変わりなく、ベーシックなスタイルである事が分かった。
ボトムパネルデザイン
次にボトムパネルをチェックしてみよう。とは言え組み込み後のPCを無闇に逆さまにしないほうがいい。そもそもPCは上下を逆にされる事を想定されておらず、思わぬトラブルが起きかねない。パーツの脱落だけでなく、トップパネルが重量を支えきれずに変形する可能性もある。
注意を払いながら上下を逆さまにすると、まず四隅にはインシュレーターが確認できる。また設置面には滑り止めゴム(約12mm四方)が装着済みで、駆動振動を伝えない役割も果たしてくれる。そして電源ユニット搭載エリアには、スライド着脱式の防塵フィルタが備え付けられ、底面には通気孔が設けられている。
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防塵フィルタは幅約118mm、長さ約173mmで、後方へのスライド着脱式。またインシュレーターは高さ約15mmだった
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下部をフルカバーするボトムカバー(シュラウド)
7年振りにリニューアルされたGALLERIA主力ATXミドルタワー筐体で、大きく変わった部分のひとつがボトムカバーだろう。イマドキのPCケースのほとんどに装備されるカバーは、電源ユニットや余ったケーブルを収納する役割を果たしてくれる。シャーシへの固定はリベットで、取り外しは想定されていない。PCケース奥行き分をフルカバーし、フロントパネル付近の天板は幅約143mm、奥行き約65mmにカットされ、ラジエター増設用にクリアランスが確保されていた。なお天板部分には2つのボックスが搭載されている。これについては後ほど右サイドパネル側から解説しよう。