AMDのメインストリーム向け最上位Ryzen 9 5950Xを使った検証でも、定格駆動ではまだ余力を残しているDeepcool「AS500」。そこで「Ryzen Master」に実装されている自動オーバークロック機能「Precision Boost Overdrive」を有効にした状態でもテストを行ってみることにした。
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| 「Precision Boost Overdrive」(画像下)を有効にするとPPTは142W→1,000W、TDC(CPU)は95A→114A、EDC(CPU)は140A→168Aにそれぞれ引き上げられる |
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| シングルスレッド時(画像右)の最高クロックは4.925GHzで定格から変わらず。一方マルチスレッド時(画像左)のクロックは4.350GHz前後に上昇した | |

「Precision Boost Overdrive」を有効にすると消費電力は約80Wも増加。さらに動作クロックも上限こそ定格から変わらないものの、下限は4.350GHzへと約500MHzも引き上げられている。それに伴いテスト中のCPU温度も
84~89℃と、定格からは約20℃上昇している。Ryzen 9 5950Xの公称温度は90℃に設定されており、これ以上の極端なオーバークロックは控えた方がよさそうだ。

省電力機能が有効に働くアイドル時は
630rpm前後で定格と変わらず。一方、ストレステスト中の回転数は、常にほぼフル回転となる
1,150rpm前後から下がることがなかった。また高負荷時の騒音値は、定格駆動からわずかに増えているが、体感できるほどの違いはない。