ベンチマークテスト:CINEBENCH R15
まずは比較的ライトなレンダリングベンチマーク「CINEBENCH R15」で、CPUのパフォーマンスをチェックしていこう。
第12世代Intel CoreプロセッサのPコアは、先代から大幅にIPCが引き上げられているため、シングルコアテストは275cbと非常に優秀な結果。またマルチコアテストはシングルコアテストの約9倍となる2,473cbをマークし、効率を重視したEコアながらコア数が増加したメリットも確実にある。
ベンチマークテスト:CINEBENCH R20
続いて、「CINEBENCH R15」に比べると負荷が高く、テスト時間も長い「CINEBENCH R20」のスコアを確認していこう。
シングルコアテストは700ptsを大きく上回り、やはりシングルスレッド性能は非常に優秀。またマルチコアテストは、シングルコアテストの実に11.5倍以上となる8,498ptsをマークしており、異なる2種類のコアを組み合わせた「ハイブリッド・アーキテクチャ」は、並列度が高くなるにつれてその性能を活かすことができるようだ。
ベンチマークテスト:CINEBENCH R23
次に、メニーコアCPUへの最適化が進んでいる最新レンダリングベンチマーク「CINEBENCH R23」のスコアを確認していこう。
シングルコアテストは2,000ptsに迫る良好な結果。さらにマルチコアテストはシングルコアテストの約12倍の22,624ptsで、ほぼコア数通りのパフォーマンスを発揮。追加のコアが効率を重視したEコアであるデメリットはほとんどないようだ。