シャーシへの固定はツールフリー式を採用。左右にはシャーシ側の穴に掛けるフックが複数設けられ、背面のラッチ機構によりスライドロックする仕組み。ここでもメンテナンス性と組み込み易さが考慮されている。
| 背面上部左右にもラッチ機構を装備。プラスチック製のトップカバー裏面はハニカム状にデザインされ、パネル自体の強度を付けている |
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| トップパネルを取り外したシャーシ部の様子。仕掛け満載の設計は、内部構造セッションで詳しく解説しよう |
内部の視認性が高いクリアな強化ガラスは、実測で幅約390mm、高さは約380mm。上下辺にはスチール製の補強プレート(枠)を装着し、下部はシャーシ側に掛けるヒンジ、上部にはツールフリーで固定できる突起が2つ確認できる。
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| 固定にはツールフリーのラッチ機構を採用。両サイドパネル共に後方上部にはリリース用の"突起”がデザインされている | |
| 両サイドパネルを閉じた状態で上部中央を見ると、ネジ穴が確認できる。これは輸送時や簡単なセキュリティ用途にも役立つ固定用ネジ穴。任意でインチネジ留めができる仕掛け |
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| ハニカム状の通気孔が大きな特徴だが、これを除くと電源ユニットを上部に固定するクラシカルなスタイルである事が分かる |
次に台座部分に注目すると、前後のプラスチック製パーツはネジ留めによる着脱式で、冷却ファン増設などの作業時に取り外す事ができる。また設置面の4箇所には滑り止め用のゴムが装着済み。実測で幅約15mm、長さ約20mmで、多少の振動を吸収する効果もあるだろう。なお台座の高さは35mm。設置面との隙間を作り上げることで、底面の通気性を高めている。
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| 台座部分もじっくり見れば、手を抜くこと無くデザインされている事が分かる。なお前方にはシリアルナンバーがプリントされた個体シールが貼り付けられていた | |