冷却ファンレイアウト(1):トップファン
- 冷却ファン:120mm x3基または140mm x2基
- ラジエーター:120/140/240/280/360mmサイズ
通気性を重視したコンパクト筐体、Prime AP201の冷却ファンレイアウトを確認しよう。トップパネルには120mmファン3基または140mmファン2基が搭載可能。ラジエーターについては、120/140/240/280/360mmサイズがマウントできる。Prime AP201のフロント部はメッシュ仕様でありながら、冷却ファンおよびラジエーターが搭載できない。そこで排気ファン等の強化やオールインワン型水冷ユニット等のラジエーターを取り付ける場合、トップパネル部がメインになり、その役割を果たす事になる。
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ネジ穴はスリットタイプを採用。内部側からチェックすると、120mmと140mmファン用計2列のスリットが確認できる
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冷却ファンレイアウト(2):リアファン
- 冷却ファン:120mm x1基
- ラジエーター:120mmサイズ
Prime AP201では唯一の標準装備品となるのがリア部の120mmファンだ。内部資料にもその素性に関する記述は見当たらないが、実際に電源を入れてみたところ、静音性は十分に確保できている。9枚インペラの比較的オーソドックスな羽形状だが、システム構成によってはこれ1基だけでも十分に筐体内部の排熱ができるはず。なお120mmサイズラジエーターへの搭載も可能。最もベーシックなオールインワン型水冷ユニットを搭載するなら、標準装備ファンとの付け替えになるだろう。
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ショートストロークながら、スリットタイプのネジ穴に固定された120mm標準ファン。固定にはテーパーネジが使用されていた
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冷却ファンレイアウト(3):ボトムファン
ボトム部もメッシュ仕様のPrime AP201だけに、120mmファンが最大で2基搭載可能。ただしマザーボードの拡張スロットとの位置関係から、ラジエーターの搭載は不可とされている。トップパネル同様、通気孔面積が広いため上手に活用したいところだが、冷却ファン以外の用途が割り当てられている。これについては後ほどじっくり解説しよう。
全4段の拡張スロット
拡張スロットはミニタワーPCケース標準の全4段。各々が独立した拡張スロット金具は通気孔仕様のパンチング加工済み。流行のリッジレスではないものの、スロット一枚ずつがインチネジでガッチリ固定されていた。
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MicroATX規格では十分な4本の拡張スロット。よく見ると、最下段にある拡張スロットの下部分まで通気孔になっている事が分かる
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