Ryzen 7 7900Xでも冷却性能をチェック
TDP65WのRyzen 9 7900に対しては、一度もファンがフル回転することなく発熱を抑え込むことができた「NH-L9a-AM5」。続いて、TDPが3倍近いRyzen 9 7900Xでも冷却性能をチェックしてみることにしよう。
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TDP170WのRyzen 9 7900X。PPTは230Wに達し、正直「NH-L9a-AM5」にはかなり荷が重いCPUだが、一体どのような結果になるのだろうか
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CPU温度計測

Package Powerが最大でも140Wまでしか上がらない「OCCT 11.0.20」では、途中何度かCPU温度が95℃まで上昇するものの、
おおむね90~94℃の間で推移する。一方「CINEBENCH R23」では、テスト開始直後にPackage Powerは約200W、動作クロックは5.2GHzまで上昇し、CPUの温度も一気に
95℃に達する。その後は95℃を超えないよう、サーマルスロットリング機能が働きPackage Powerは140W前後、動作クロックは4.75GHzまで低下する。
冷却ファン回転数と騒音値

ファンの回転数はいずれのテストでもほぼフル回転となる
約2,450rpm、ノイズレベルは
42~43dBAで、Ryzen 9 7900から若干だが風切り音も大きくなっていた。