ヒートシンクの上に50mmサイズのターボブロワーファンを搭載
一部のエントリーモデルを除き、マザーボード自体にM.2ヒートシンクが標準装備されるようになり、一時期は沈静化していたM.2 SSDの発熱問題。しかし、10,000MB/sを超えるパフォーマンスを発揮する一方、これまで以上にコントローラの発熱が多いPCI Express 5.0(x4)SSDが登場したことで、再びM.2 SSDのヒートシンクやクーラーに注目が集まっている。
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国内初のPCI Express 5.0(x4) SSD CFD「PG5NFZ」では、あらかじめファン付きクーラーを搭載する
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ASRockでは、PCI Express 5.0(x4)SSDに対応するため、ファン付きのM.2 SSDヒートシンクが用意されている
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そんな中タイミングよく発売が開始されたのが、今回の主役であるAkasaブランドの
「Gecko Cooler」(型番:A-M2HS03-BK)だ。アルミニウムヒートシンクの上には50mmサイズのターボブロワーファンを搭載。コントローラやNANDフラッシュからヒートシンクに移動した熱をこのターボブロワーファンで吹き飛ばすことで、標準的なヒートシンクに比べて大幅にSSDの温度を下げることができるという。
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ターボブロワーファンで取り込んだ外気をヒートシンクに吹き付けることで、ファンレスヒートシンクより効率的にSSDを冷却することができる
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ターボブロワーファンのスペックは回転数が3,000rpm、風量3.98CFM、静圧8.2mmH2O、ノイズレベル29dBA、軸受は2ボールベアリングで、期待寿命は80,000時間(25℃)。本体サイズは幅24.2mm、奥行き76.2mm、高さ72.5mm、ケーブル長は300mm、電源コネクタは3pinコネクタ(回転検出パルスセンサー付き)を採用する。
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製品画像がデザインされ、一目でそれとわかるパッケージ。付属品は2枚のシリコンパッド(サーマルパッド)と4本の固定用ネジのみ
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国内では株式会社アイネックスが取り扱っており、原稿執筆時点ではAmazon.co.jp内にあるAINEXダイレクトの専売モデルとして販売されている。なおAkasaブランドの製品名は「Gecko Cooler」になっているが、アイネックスのサイトでは型番の「A-M2HS03-BK」で表記されている。そこで以降は「A-M2HS03-BK」で統一する。