ベンチマークテスト:3DMark Port Royal
ここからは「3DMark」の中でも、レイトレーシングにフォーカスした検証に移っていく。まずは「Port Royal」のパフォーマンスを見ていこう。
GeForce RTX 4070からRTコアも2割以上増強されていることもあり、「Port Royal」のスコアは13,000を超えている。ベンチマーク中のフレームレートも60fps以上をマーク、通常より負荷が大きく増大するレイトレーシング設定を有効化しても快適なプレイが狙えるだろう。
ベンチマークテスト:3DMark DirectX Raytracing feature test
続いてはさらにレイトレーシングへの適性をチェックするため、シーン全体をレイトレーシングのみで描画する「DirectX Raytracing feature test」を実行。その結果を見ていこう。
よりレイトレーシングへの適性が試せるテストだが、フレームレートは変わらず60fps以上をマークした。ベンチマーク同様のWQHD環境までであれば、仮に超解像技術をサポートしないタイトルであっても問題なくプレイが可能なようだ。
ベンチマークテスト:3DMark NVIDIA DLSS feature test
「3DMark」系のラストは、NVIDIAの超解像技術であるDLSSのパフォーマンスを検証する、「Port Royal」ベースのDLSSテスト「NVIDIA DLSS feature test」を実行。その効果のほどをチェックしてみよう。解像度は“4K”、「DLSS version」は“DLSS 3”に設定している。
“DLSS off”の状態では30fpsにも届いていないが、“DLSS on”ではフレームレートが100fps近くまで跳ね上がった。DLSS 3の威力がこれ以上なく発揮されており、本来はプレイが難しいタイトルでも、一躍滑らかな快適さを手に入れることができる。DLSS 3対応タイトルであれば、レイトレーシング設定も問題なく適用できるだろう。
ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
ここからは、実際のゲーミングシーンにおけるパフォーマンスを確かめるため、ゲーム系ベンチマークや実プレイによる検証を進めていく。まずは人気MMO RPGの最新バージョン「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークを動かしてみよう。グラフィックス設定は“最高品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)/WQHD(2,560×1,440ドット)/4K(3,840×2,160ドット)の3パターンで計測を行った。
4K解像度でも“非常に快適”の15,000ポイントを上回り、平均フレームレートも100fpsを超えている。高リフレッシュレートなゲーミング液晶の性能も引き出せる水準であり、設定面における制約はない。プレイする機材の性能に合わせて、好みの解像度を選択しよう。