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Intel「Core Ultra 7 265」 (国内発売日・市場想定売価未定)
製品情報(Intel)
Intel「Core Ultra 5 245」(国内発売日・市場想定売価未定)
製品情報(Intel)
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MTPが大幅に低下した「Core Ultra 200S」シリーズのNon-Kモデル
2024年10月末に登場したオーバークロックに対応するパフォーマンス向け「K」モデルから遅れること約2ヶ月。開発コード名
「Arrow Lake-S」こと「Core Ultra 200S」シリーズの新バリエーション「Non-K」モデルが発表された。
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24コアのCore Ultra 9 285を筆頭に計7モデルがラインナップするNon-Kモデル。いずれもPBPは65W、MTPはCore Ultra 5が121W、Core Ultra 7以上が182Wに設定されている
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Non-Kモデルでは従来と同様、オーバークロック機能が省略されている他、動作クロックもKモデルに比べると低めに設定されている。一方で、Processor Base Power(PBP)は65W、Maximum Turbo Power(MTP)は上位モデルで182W、下位モデルでは121Wに設定され、Kモデル(PBP125W/MTP最大250W)はもちろん、第14世代Intel CoreプロセッサまでのNon-Kモデル(MTP最大219W)と比べてもMTPは大幅に低下している。
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Core Ultra 7 265(左)とCore Ultra 5 245(右)の背面比較。ソケットはLGA1851のため接点の数は同じだが、中央のチップコンデンサの数や配置が異なっている
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「Core Ultra 7 265」は、Pコアが8コア、Eコアが12コアの計20コアを内蔵するハイエンドモデル。Core Ultra 7 265Kに比べると動作クロックはPコアベースクロックが3.9GHz→2.4GHz、Eコアベースクロックが3.3GHz→1.8GHz、Pコア最大ブーストクロックが5.5GHz→5.3GHzへと低下している。ただし、Eコアの最大ブーストクロックは4.6GHzで同等。さらにキャッシュ容量や対応メモリ、Turbo Boost Max Technology 3.0など機能面での違いはない。
「Core Ultra 5 245」は、Pコアが6コア、Eコアが8コアの計14コアを内蔵するミドルレンジモデル。Core Ultra 5 245Kに比べると動作クロックはPコアベースクロックが4.2GHz→3.5GHz、Eコアベースクロックが3.6GHz→3.0GHz、Pコア最大ブーストクロックが5.2GHz→5.1GHz、Eコア最大ブーストクロックが4.6GHz→4.5GHzへと低下しているが、その他は全く同じ。また前述の通りMTPが121Wと、KモデルのPBPである125Wよりも低く設定されているのも大きな特徴だ。