ベンチマークテスト:3DMark:NVIDIA DLSS feature test
NVIDIAの超解像技術「DLSS」のパフォーマンスを計測する「NVIDIA DLSS feature test」のスコアを確認していこう。解像度は「3840×2180」、「DLSS version」は「DLSS 4」で、GeForce RTX 50シリーズでは「Frame Generation」を「4x」に設定した状態でも計測を行っている。
4K解像度の重量級テストのため「DLSS Off」では、フレームレートは30fps前後までしか上がらなかった。一方、フレーム生成機能を有効にした場合は「2x」で約3.8倍、「4x」では約6.4倍に上昇し、その効果はとても大きい。GeForce RTX 4070 SUPERとの比較では、「2x」同士ではその差は約7%だが、「4x」を有効にすることで約78%へと一気に広がっている。
ベンチマークテスト:3DMark:Steel Nomad
続いて、APIにDirectX 12を使用する4K解像度の最新ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認していこう。
GeForce RTX 4070 SUPERからは約10%パフォーマンスが向上している。ただし、フレームレートを確認するとGeForce RTX 5070 Tiでは約65fpsでマルチプレイの目安である60fpsをクリアしているのに対して、GeForce RTX 5070では約50fpsに留まり、ラスタライズ系のテストでも上位モデルに大きく溝を開けられている。
ベンチマークテスト:3DMark:Time Spy
続いてDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なお今回はハイエンドグラフィックスカードということを考慮して、プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
GeForce RTX 4070 SUPERに比べるといずれのテストでもGraphics scoreは約8%上回り、CUDAコア数の少なさをアーキテクチャやメモリ帯域幅でカバーすることができている。またGeForce RTX 5070 Tiとの差は「Time Spy Exptreme」で約28%、「Time Spy」は約24%でこれまでのテストに比べると縮まっている。
ベンチマークテスト:3DMark:Fire Strike
「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirectX 11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
「Fire Strike」では約13%、「Fire Strike Extreme」や「Fire Strike Ultra」では約16%もGeForce RTX 4070 SUPERを上回り、負荷が高くなるにつれてメモリ帯域が広いGeForce RTX 5070が優位になる。ただし、GeForce RTX 5070 Tiとの比較では、「Fire Strike」で約21%、「Fire Strike Extreme」で約24%、「Fire Strike Ultra」では約27%差をつけられ、こちらも解像度が高くなるにつれて差が広がっていく。