「MAG 271QP QD-OLED X24」の外観デザインをチェック
製品概要をつかんだところで、外観のチェックを進めていこう。検証にあたり、普段使用する液晶ディスプレイと入れ替える形で、約50cmの距離で正面に設置した。26.5型サイズの画面全体はギリギリ視界に収めることができるという印象。上と左右のベゼル幅は実測値で1.2mmのフレームレスデザインで、画面いっぱいに表示することができる。
左上にドラゴンエンブレムが飾られた背面には、薄型のパネルと放熱機構を含むユニットを組み合わせたQD-OLEDパネル採用モデルならでは構造になっている。なお、重量は約8.2kgで、設置後の上下角度調節(チルト)や左右角度調整(スイベル)は容易。高さ調節の際には両手でしっかりとホールドして行う必要がある。
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パネル自体の厚さは実測値で3.6mmと非常に薄い
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上部からのカット。背面にかけて大掛かりな放熱機構を内蔵したユニットを背負っている。さらにトップはほぼ通気孔として開放されていることが分かる
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フレーム幅は、上部と左右が約1.2mmで非表示エリアは上部が約4.5mm、左右が8.0mm
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フレーム下部は幅約17.0mmで非表示エリアが約1.0mmだった
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スタンドアームの下部には、ケーブルをまとめるためのホールが用意されている
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ちょうど背面中央には上下左右と押し込みが可能なジョイスティックコントローラ「Naviキー」を装備。左右にはOSDアプリケーションを操作する「マクロキー」と「電源ボタン」を備える
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映像関連のインターフェイスはゲーマーも安心の3系統
ディスプレイの重要部分である本体背面のインターフェイスの構成は、HDMI 2.1(HDCP:2.3)×2、DisplayPort 1.4a×1の3系統。PCはDisplayPortに接続、PS5などコンシューマゲーム機やその他の機器はHDMI接続するといった使い方になるだろう。ちなみに、HDMI、DisplayPortともにリフレッシュレート240Hzをサポートしている。
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3系統のディスプレイ入力に加えて、ヘッドホン用の3.5mmジャックと電源も用意されている
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しっかり確保したい設置スペース。スタンドは可動域が広く優秀
続いて、フットプリントと稼働領域も確認しておこう。スペックシートによると外形寸法は幅609mm、奥行き242mm、高さ416mm。27型のディスプレイとしては、やや奥行きがあるデザインと言える。スピーカーは非搭載のため、手前のキーボードやマウスも含めた各デバイスの設置スペースはあらかじめ考えておこう。
ハイエンド向けモデルとあって、標準装備しているスタンドも極めて優秀。可動範囲は-5°~20°の上下角度調節(チルト)、-30°~30°の左右角度調節(スイベル)、-90°~90°の画面回転(ピボット)、0~110mmの高さ調節に対応。VESA100(付属のスペーサーネジにて対応)に対応するが、位置調節の自由度はかなり高くモニターアームを使う必要はあまりないだろう。