PC関連から健康器具関連まで扱う超大手メーカー
そもそもCOUGARを傘下に収めるHECことCOMPUCASE Enterprise(本社:台湾)は、コンシューマ向け製品やサーバー、Embedded向け、さらには健康器具関連に至るまで、コンピューター関連部品に留まらない幅広いカテゴリのプロダクトを手がける大手製造企業だ。筆者はかつてCOMPUCASEの中国工場を見学したことがあるのだが、そこには日本の一流メーカーが扱うさまざまな製品(PCケースからベッド、チェア、介護製品などなど)が山積みになっていたのをよく覚えている。
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COMPUTEX TAIPEI 2025のCOUGARブース
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自作派にとってのCOUGARと言えば、PCケースをはじめ電源ユニットやファン、オールインワン型水冷ユニット、さらにはマウス、キーボードといったゲーミングデバイスの取り扱いで知る人が多いだろう。今年5月に開催されたCOMPUTEXでは、興味深いPCケースの新製品を多数展示し話題を集めたのは記憶に新しい。今後発売予定のそれら注目PCケースはエルミタでもレビューを予定しているが、そこは編集部のケース担当にお任せ。今回の主役はゲーミングデスク「E-STAR 120」だ。
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ブースでは得意のPCケースのほかゲーミングチェアやデスクの展示も多数していた
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一言でゲーミングデスクといっても、価格や機能によって種類はさまざま。「E-STAR 120」は、ボタンを押すだけで高さの調整ができる、電動昇降機能を備えるのが大きなセールスポイントになっている。
これにより、座ってゲームやPC作業に集中する通常モードのほか、立ったままカウンターのように作業する、椅子をリクライニングして動画を楽しむなど、さまざまなシーンに応じて使い分けること可能だ。
デスク表面はラミネート加工が施された高耐久なカーボンファイバー素材を採用。超大型マウスパッドやモニタースタンド、ヘッドホンハンガーといった付属品も充実しており、ゲームから仕事までマルチに使えるデスクとなっている。なお、ラインナップは今回取り上げる幅120cmの「E-STAR 120」のほか、一回り大きい幅140cmの「E-STAR 140」(売価税込41,800円)も用意されている。またグローバルサイトではホワイトモデルも確認できるが、国内市場で販売されるのはブラックのみだ。