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中国・北京の本社および恵州市の自社工場ではどのくらいのスタッフが働いていますか。
本社は約150名です。そのうちR&Dを含む開発部門が60名ほどです。工場の従業員は約1,300人になります。
空冷クーラーとオールインワン型水冷ユニットの出荷割合を教えてください。
おおよそ空冷クーラーが約6割から7割、水冷ユニットが約3割から4割です。
今後、水冷ユニットに力を入れていくという考えはありますか。
おかげさまで空冷クーラーの売り上げは安定しています。今後は価格も安いエントリークラスの「LM」シリーズや「LE」シリーズなどのラインナップを強化し、水冷ユニットのシェア拡大につなげたいと考えています。
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| 秋葉原のパーツショップではDeepCool製のオールインワン型水冷ユニットを多数取り扱っている |
空冷クーラーとオールインワン型水冷ユニット、PCケース、電源ユニットが主力のDeepCoolですが、今後他のカテゴリの製品を扱う予定はありますか。
いえ、ありません(やや即答気味に)。DeepCoolは冷却系デバイスのメーカーですので、まずはそのカテゴリでトップを目指します。
DeepCoolから見て、今自作市場が一番盛り上がっている国、地域はありますか。
アジアは全体的に勢いを感じています。中でも韓国とマレーシアは活況で、DeepCool製品のセールスも好調です。
ではお膝元の中国ではどうですか。空冷クーラーと水冷ユニットの売れ行きも教えてください。
空冷クーラーのシェアはトップ3に入っています。やはり人気のモデルは「AK400」です。ただ、今年に入ってセールを行った関係もあり
「ASSASSIN IV VC VISION」が爆発的に売れており、ある1カ月で10,000台以上が売れました。また、空冷クーラーと水冷ユニットの売れ行きは、今年になって水冷ユニットが順調で半々といったところです。
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日本と中国のユーザーや市場の違いは感じますか。
日本のユーザーは「AK400」に代表されるように、一度人気となった製品を長い間支持する傾向にあると思います。これはブランド全体にも言えることで、一度人気となり評価を得たメーカーの製品は、その後も売れる傾向が強いと考えています。 いっぽう、中国では新しい製品に対する興味がより強いと感じます。先ほどお話しした通り「AK400」は人気ですが、どちらかというと「AK400 DIGITAL PRO」や「AK620 DIGITAL PRO」、「AK400 ZERO DARK PLUS」など「AK」シリーズ全体が売れています。 また中国のユーザーはほぼ通販を利用するため、製品もメーカーから直接出荷される場合が主流です。流通コストを抑えることができるため、価格も安く提供することが可能です。
「AK400」が日本で売れた最大の要因はどこにあると思いますか。
一番の要因は使いやすさではないでしょうか。自作初心者のユーザーから、中上級者でも扱えるシンプルなデザイン。さらに冷却性能と価格の安さといったコストパフォーマンスの高さには自信があります。
(2022.05.19 更新)
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| 未だに売れ筋ランキング常連の「AK400」 |
トップ面に装備されるデジタルパネルが特徴のDIGITALシリーズですが、プラスチック製の表面がキズ付きやすいように感じます。
実は、開発段階で強化ガラスパネルにする案もありました。ただし、コストが3倍になってしまうため採用を見送りました。今後の改善ポイントとして検討したいと思います。
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| プラスチック製の表面はかなり繊細。ちょっとした塵のような埃を指で払っただけで、たちまち傷がついてしまう。取り扱いには注意が必要 |