ブーストクロックを高めた最新モデル
当初アナウンスされていた7月18日から7月23日に発売日が延期。連休初日に再設定されて販売がスタートした「Ryzen 3000XT」シリーズは、5月に発売が開始された
第10世代Intel Coreプロセッサの言わば対抗となる製品。マルチスレッド処理だけでなく、
シングルスレッド処理でもメインストリーム向け最高峰のパフォーマンスが発揮できるようになった。
|
|
価格は従来モデルから約3,000円~5,000円ほど高い。マルチスレッドはもちろん、シングルスレッドも重視したいという人は「Ryzen 3000XT」シリーズを選ぶといいだろう
|
最大ブーストクロック以外は従来モデルから変更がなく、製造プロセスは7nm、コアアーキテクチャは「Zen 2」。AMD 400シリーズ以上のチップセット(AMD 300シリーズのマザーボードでも独自対応している製品はあり)を採用したマザーボードであれば、BIOSをアップデートするだけで動作する。なおラインナップおよび主要スペックは以下通り。
- Ryzen 9 3900XT(12コア24スレッド/コアクロックベース3.80GHz/ブースト4.70GHz/L2キャッシュ6MB+L3キャッシュ64MB/TDP105W)
- Ryzen 7 3800XT(8コア16スレッド/コアクロックベース3.90GHz/ブースト4.70GHz/L2キャッシュ4MB+L3キャッシュ32MB/TDP105W)
- Ryzen 5 3600XT(6コア12スレッド/コアクロックベース3.80GHz/ブースト4.50GHz/L2キャッシュ3MB+L3キャッシュ32MB/TDP95W)
|
|
|
「Ryzen 9 3900XT」。CPUクーラーは付属せず、280mmサイズ以上のラジエター搭載水冷ユニット、または同等以上の性能を備えた空冷クーラーとの組み合わせが推奨される
|
|
|
|
Ryzen 7シリーズの最上位となる「Ryzen 7 3800XT」。こちらもCPUクーラーは付属せず
|
入荷数は「少なくないが多くもない」(ショップ店員)といったところで、モデルによっては完売する可能性もありそうだ。なお、気になるパフォーマンスについては
検証記事に詳しいので、是非チェックしてほしい。
|
|
|
リテールクーラー「Wraith Spire」が付属する「Ryzen 5 3600XT」。ローエンドに位置づけられるが、最大ブーストクロックは4.50GHzに達する
|
販売しているのは、
パソコンショップアーク、
オリオスペック(「Ryzen 9 3900XT」のみ)
パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店、
ツクモパソコン本店、
TSUKUMO eX.、
ドスパラ秋葉原本店、
ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館。