「GeForce MX250」対応のハイパスペックビジネスモバイル
「Modern 14」には、パーツ構成の異なる4種類のモデルが用意されている。内訳は、専用GPU「GeForce MX250」搭載モデルが、メモリ8GBと16GBの2機種。そして、CPU内蔵のIntel UHD Graphics採用モデルが、同じくメモリ8GBと16GBの2機種だ。なお「GeForce MX250」搭載モデルのうちメモリ容量が8GBの
「Modern-14-A10RB-808JP」のみCPUがCore i5-10210Uで、ストレージにはM.2 NVMe SSD 256GBが使われている。残りのモデルはCPUがCore i7-10510Uで、ストレージはM.2 NVMe SSD 512GBだ。
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「GPU-Z」で取得した「GeForce MX250」のスペック。専用ビデオメモリとしてGDDR5 2GBが搭載されている
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なおMSIからは同じ14型の軽量モバイルノートPCとして「Prestige 14」が発売されている。こちらは「GeForce GTX 1650」や4Kディスプレイに対応するなど、「Modern 14」よりもクリエイター向けに寄せた仕様だ。動画編集やグラフィックデザインなどのクリエイティブな用途には「Prestige 14」を、ビジネス利用中心なら「Modern 14」を選ぶといいだろう。
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「GeForce GTX 1650」対応のクリエイター向け14型モバイルノートPC「Prestige 14」
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とは言え「Modern 14」のクリエイティブ性能も、一般的なモバイルノートPCに比べて高い。「GeForce MX250」搭載モデルであれば内蔵グラフィックスよりも性能が高く、ちょっとした動画のエンコードやグラフィックス処理などで高いパフォーマンスを期待できる。ディスプレイも色域が広く、写真やイラストのチェックには十分なクオリティだ。小規模な動画 / 3Dコンテンツの制作に利用したり、打ち合わせやプレゼンなどでコンテンツの仕上がりを確認するなどの使い方にも向いている。
また標準収録の最適化ユーティリティ「Creator Center」を利用することで、クリエイター向けソフトのパフォーマンスを向上させることが可能だ。動画編集ソフトや3D / CADソフト、画像処理ソフトなど合計43種類のソフトに対応している。
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CPUの使用スレッドやメモリの最適化を行なうことで、クリエイター向けソフトのパフォーマンスが向上する「Creator Center」
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高いスペックを備えながらも重量は1.19kgで薄さは15.9mmと、軽量スリムである点も見逃せない。さらに米国国防省制定の「MIL-STD 810G」に準拠する高い堅牢性もポイント。快適かつ安心して持ち歩けるモバイルノートPCだ。
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剛性に優れるアルミ合金をボディに利用することで、高い堅牢性を実現している
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