巨大クーラー搭載のハイエンドモデル「NITRO+ RADEON RX 5700 XT 8G」
1,440pゲーミングをターゲットにしたハイエンドGPUのRadeon RX 5700 XTグラフィックスカードからチョイスしたのは、ハイグレードモデル「NITRO+」シリーズの
「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 5700 XT 8G GDDR6 DUAL HDMI / DUAL DP OC (UEFI)」(以降「NITRO+ RADEON RX 5700 XT 8G」)だ。
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SAPPHIRE「SAPPHIRE NITRO+ RADEON RX 5700 XT 8G GDDR6 DUAL HDMI / DUAL DP OC (UEFI)」 実勢価格税込54,800円前後(2020年7月現在)
製品情報(株式会社アスク)(SAPPHIRE)
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最大の特徴は、風格あるトリプルファン構成の
「Tri-X」クーラー。両サイドのファン2基を反時計回り、中央のファンを時計回りに回転させることでエアフローを最適化する、効率的な冷却コンセプトが採用されている。アイドル時にファン回転を停止させるセミファンレス機能
「Intelligent Fan Control」に対応するほか、メンテナンス用のファン着脱機能
「Quick Connect」をサポート。極太ヒートパイプ5本と肉厚のヒートシンク、基板裏の放熱を助けるバックプレートを組み合わせた、大掛かりな構造だ。
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全長300mmオーバーの「Tri-X」クーラーを搭載する、OC仕様のRadeon RX 5700 XTグラフィックス。
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冷却性能を重視したため、厚みも2スロット超に。PCケースの奥行きはもちろん、同時に組み込むパーツへの干渉に気を付けたい。なお、補助電源は8pin×2構成だ
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豊かな冷却パフォーマンスを活かしたオーバークロック仕様になっており、動作クロックはベースクロック
1,770MHz、ゲームクロック
1,905MHz、ブーストクロック
2,010MHzにチューニング済み。メモリクロックは14,000MHzでメモリバス幅256bit、GDDR6 8GBのビデオメモリが実装されている。
また、オーバークロック構成での安定動作を実現するため、8+1+2フェーズの電源回路を搭載。高効率なブラックダイヤモンドチョークをはじめ、構成コンポーネントも品質にこだわった。さらにこれら電源回路やメモリを効率的に冷やすサーマルモジュールを組み合わせ、高負荷時でも基板全体の温度を低く保つ設計になっている。
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基板裏のコンポーネントの放熱を担う、バックプレートを装備。表側のクーラーと合体、カードの剛性強化にも一役買っている
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PrimaryとSecondary、ソフトウェア制御の3モードに切り替え可能なBIOSスイッチ。出荷時はPrimaryにセットされている
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そのほか、ファンカバーとバックプレートにアドレサブルRGB LEDを内蔵。ライティング機能の
「NITRO Glow」に対応し、イルミネーションをカスタマイズできる。ちなみに「NITRO+ RADEON RX 5700 XT 8G」のRGB LEDは、ピンヘッダでマザーボードへ出力可能な珍しい仕様。自社製マザーボードにしか対応しない他メーカーの製品と異なり、イルミネーション同期できる環境を選ばないのは大きなメリットだ。
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イルミネーション同期のため、マザーボードへ出力可能なRGB LEDピンヘッダを備える
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出力インターフェイスは、DisplayPort1.4×2とHDMI2.0×2の4系統。基板・クーラーともにブラケットを大きくはみ出し、かなり高さがあることが分かる
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