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Cooler Master「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」(型番:MLW-D36M-A18PA-R2)
市場想定売価税抜15,280円(7月22日発売)
製品情報(Cooler Master)
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オールインワン型水冷ユニットの大ヒットシリーズ最新作
Cooler Masterから7月末に投入された、オールインワン型水冷ユニットの最新モデル
「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」。そのルーツにあたるのは、ここ数年市場でトップクラスの売れ筋に君臨していた
「MasterLiquid ML240L RGB」だ。同社がエントリー向けに展開している「MasterLiquid Lite」シリーズの製品にして、格安の価格設定と本格派な機能から、圧倒的なコストパフォーマンスで人気を集めた。同価格帯の格安モデルとは異なる、Cooler Masterの高いブランドイメージもまた、その人気を後押しした理由の一つだろう。
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オールインワン型水冷市場で売れに売れた、Cooler Masterの鉄板シリーズに後継が登場した
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そして“V2”として新生した最新シリーズは、アドレサブルRGBに対応する「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」と「MasterLiquid ML240L V2 ARGB」、RGB対応の「MasterLiquid ML240L V2 RGB」と「MasterLiquid ML120L V2 RGB」をラインナップする計4モデル構成。前世代から2年半以上を経てのリニューアルとあって、現行のトレンドを反映した上位グレードのバリエーションが新たに加えられた。
ライティングはアドレサブルRGB仕様に進化、エントリー向けでは展開していなかった360mmラジエターモデルの追加。今回の主役である「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」は、それらの新要素を兼ね備えたシリーズの最上位モデルというワケだ。
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上位グレードのARGBモデルは、240mmラジエター搭載の「MasterLiquid ML240L V2 ARGB」(市場想定売価税抜11,480円)を加えた二本柱構成だ
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非アドレサブルRGBの「MasterLiquid ML240L V2 RGB」(市場想定売価税抜9,980円)をはじめ、より安価なラインナップも用意されている
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より静かで冷える新設計のポンプを採用、ラジエターも表面積が大きく拡大
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前世代にはなかった360mmラジエター搭載モデルの新型。ラジエターサイズだけでなく、全方位で機能がアップグレードされている
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さて、その新しくなった「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」とは、いったいどのようなオールインワン型水冷ユニットなのだろうか。当然ながら先代とまったく同じ部分はほとんどないワケだが、とりわけトピックとして挙げられるのが
「第3世代デュアルチャンバーポンプ」の採用だ。
冷熱チャネルを分離させることで効率よく熱を移動させるデュアルチャンバー構造のポンプで、シリーズのリニューアルにあたり設計を大幅刷新。
内部のインペラとハウジングを改良し、パフォーマンスを向上させるとともに、ノイズレベルの低減を実現した。さらに
工業用グレードのEPDMゴムをシーリングに用いることで、液漏れ対策もより強化されている。
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最大の注目は、ユニットの性能を左右するウォーターブロック。デュアルチャンバーの内蔵ポンプが「第3世代デュアルチャンバーポンプ」に進化した
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また、ラジエターも別モノに進化しており、従来から
表面積を25%拡大。放熱性がさらに高められた。特に「MasterLiquid ML360L V2 ARGB」の場合は、前世代からラジエターが360mmサイズに大型化していることから、より大きな放熱効果が期待できそうだ。なお、スペック上の冷却性能はTDP250Wとされている。
そして冷却ファンには、アドレサブルRGBに対応する新型の120mmファン
「SickleFlow 120 ARGB」を搭載。軸受は静粛かつ耐久性に優れるライフルベアリングで、風量と静圧のバランスを重視したインペラ設計が採用されている。頑丈なフレームと防振ゴムにより、振動や騒音が抑えられている点も見逃せない。
ちなみに冷却ファンは3基が搭載されるワケだが、製品には
最大6基のアドレサブルRGBファンを制御できるARGBハブが標準で付属する。さらに3基までのケースファンを追加して、まとめてマザーボードに接続することが可能だ。