最後は重量級タイトルの「Watch Dogs:Legion」で見ていこう。解像度はフルHDで、内蔵ベンチマーク機能を利用して計測している。
テストの解像度はフルHDで、画質は「最大」、「超高」、「高」の3種類に加え、レイトレーシング「中」、DLSS「バランス」に設定した際のフレームレートをまとめた。
重量級になる「Watch Dogs:Legion」では、GeForce RTX 2070でも最高画質でのプレイは厳しめで、「最大」設定時の平均フレームレートこそ58.29fpsだが、最低1パーセントタイル点は30fpsを切っている。ただ、「高」にまで落とすことで、最低1パーセントタイル点も67.98fpsまで向上し、平均も88.21fpsを記録している。DLSSを有効にする必要はあるが、レイトレーシングでのリアルな画質を楽しみつつのプレイも十分可能だ。
前世代GPUになるが、グラフィックスカードを搭載することで、最新の重量級ゲームもプレイできるゲーミングPCになる「Intel NUC 9 Extreme Kit」の「NUC9i9QNX」。大きく性能が向上した新世代GPUのGeForce RTX 30シリーズや、Radeon RX 6000シリーズと組み合わせれば、最強クラスのコンパクトゲーミングPCになる可能性を秘めている。ボード長200mmアンダーとなるモデルの登場を大いに期待したい。
なお、今回試せていないが「Intel NUC 9 Extreme Kit」はThunderbolt 3ポートを備え、Razer「Razer Core X」などのThunderbolt 3対応eGPU外付けケースを使うことで、一般的なサイズのグラフィックスカードの搭載も可能。新世代GPUのショート基板モデルが登場しなかった場合も安心ではある。
| 新たに発売された「Razer Core X」のカラバリモデルとなる「Razer Core X Mercury White」。実勢価格は36,000円前後になる |
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| PCI-Express(x4)接続のHDMIキャプチャーカード「Live Gamer 4K GC573」。ソフトウェアエンコードになる | 4K HDR/60fpsの録画とパススルーに対応している |
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| 「RECentral 4」ではコーデックにGPUを活用でき、Intel UHD GraphicsのQSVを利用可能だ | ゲームのプレイ動画などを録画、配信できるAVerMedia「RECentral 4」 |
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| フルHD/144fpsで録画した際のタスクマネージャー。CPU使用率は20%程度だ | フルHD/144fps設定で録画された映像を確認すると、フレームレートはしっかりと143.99になっていた |
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| Twitchにゲーム実況を想定して配信。なお、配信者の映像はUSBウェブカメラを使って取り込んだ | ライブ配信しながら録画した際のタスクマネージャーで、CPU使用率は20~25%程度になる |
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| 用途に合わせた小型PCが欲しかった人、注目のベアボーンキットだ |
協力:テックウインド株式会社