|
|
ASRock「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」(型番:RX6900XT PGD 16GO)
市場想定売価税抜148,800円(2020年12月18日発売)
製品情報(ASRock)
|
「RDNA 2」アーキテクチャ最上位GPU Radeon RX 6900 XT
本格的な検証に入る前に、エルミタレビューでは初登場となる
Radeon RX 6900 XTについて、簡単に紹介しておこう。AMDの最新アーキテクチャ
「RDNA 2」を採用するフラッグシップGPUで、
Radeon RX 6800 XTより約11%多い、
80基のコンピュートユニットと、
5,120基のストリームプロセッサを搭載する。
|
|
80基のコンピュートユニットを備えた「RDNA 2」アーキテクチャ最上位Radeon RX 6900 XT
|
さらに独自メモリキャッシュ
「Infinity Cache」や、ビデオメモリへのアクセス制限を解消する
「Smart Access Memory」などの機能を搭載することで、ワットパフォーマンスは先代「RDNA」アーキテクチャから
実に65%も向上。ラスタライズを使用したゲームでは、NVIDIAの最上位であるGeForce RTX 3090とも十分に渡り合えるパフォーマンスを発揮するとしている。
|
|
|
AMDのGPUとしては久しぶりに、NVIDIAの最上位と渡り合えるパフォーマンスを実現したRadeon RX 6900 XT。消費電力はGeForce RTX 3090より50Wも少なく、ワットパフォーマンスに優れるのも特徴だ
|
その他スペックはRadeon RX 6800 XTと同等で、ゲームクロック2,015MHz、ブーストクロック2,250MHz、Infinity Cacheは128MB、メモリスピードは16Gbps、メモリバス幅は256bitで、GDDR6 16GBのビデオメモリを搭載。TBPは300Wに設定され、リファレンスモデルの補助電源コネクタは8pinx2を備える。
Radeon RX 6900 XT採用のASRock最上位グラフィックスカード
そんなRadeon RX 6900 XTを搭載する、ASRockの最上位グラフィックスカードが
「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」だ。VGAクーラーには、風量を高めた3基の
「Striped Axial Fan」や、V字カットのフィン形状とV字通気孔によりエアフローを最適化した
「Air Deflecting Fin」、GPUコアとの接触面積を最大化した
「Ultra-fit Heat-pipe」など、ASRockの最新技術を詰め込んだ大型3連ファンクーラー
「Phantom Gaming 3X Cooling System」を採用する。
|
|
「Phantom Gaming」のロゴと製品画像が大きくデザインされたパッケージを採用
|
そしてマザーボードで培った技術を活かし、電源回路には各フェーズ最大50Aの連続電流を制御できる
「Dr.MOS」や、通常の3倍の飽和電流を誇る
「プレミアム 90A パワーチョーク」、最低でも12,000時間以上の製品寿命を誇る
「ニチコン製 12K ブラックコンデンサ」などの高品質なパーツを採用。さらに湿気に強い
「高密度ガラス繊維PCB」には、導電率に優れる
「2オンス銅箔層」を挟み込むことで、放熱性を高めている。
|
|
VGAクーラーだけでなく、基板も完全オリジナル設計の「Radeon RX 6900 XT Phantom Gaming D 16G OC」
|
また重量のある大型クーラーを支えるため、基板の裏面には
「メタル製バックプレート」を、表面には
「強化金属製フレーム」を実装。中央の冷却ファンや、クーラーのサイドには
「Polychrome Sync」に対応するアドレサブルRGB LEDイルミネーションを備え、マザーボード上のピンヘッダ不足を解消するため、グラフィックスカードでは珍しい
「ARGBピンヘッダ」も搭載する。
|
|
裏面にはメタル製のバックプレートを実装。GPUコアやメモリ、電源回路部分にはサーマルパッドが貼り付けられ、放熱をサポートする効果もある
|
GPUコアクロックはゲームクロックが2,105MHz(リファレンス2,015MHz)、ブーストクロックが2,340MHz(リファレンス2,250MHz)のオーバークロック仕様。さらに、独自ユーティリティ「OC Tweak」の「簡易チューニング」機能を使えば、ワンクリックでパフォーマンスを引き上げることができる。
|
|
|
補助電源コネクタは、リファレンス(8pinx2)を上回る8pinx3を搭載
|
イルミネーション機能は基板上のスイッチでON/OFFが可能
|
その他、メモリスピードは16Gbps、メモリバス幅256bitで、GDDR6 16GBのビデオメモリを搭載。バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x16)、出力インターフェイスは、DisplayPort1.4a×3、HDMI2.1×1の4系統で、補助電源コネクタは8pinx3。なお推奨電源ユニットの容量は、リファレンスから50W引き上げられ900Wに設定されている。