Ryzen 5000シリーズを冷やす、360mmラジエター搭載のオールインワン水冷
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グラフィックス同様に、CPUはオールインワン型水冷ユニットで冷却される
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CPUは、8コア/16スレッドのRyzen 7 5800Xが標準構成。Ryzen 5000シリーズの品薄の影響で一部受注が停止されているものの、Ryzen 7 3700Xから現行最上位の16コア/32スレッドモデルRyzen 9 5950Xに至るラインナップが用意されている。
そしてその冷却機構は、グラフィックスと合わせて“デュアル水冷”を構成するFractal Designの
「Celsius S36」。大型の360mmラジエターとスリム形状のウォーターブロックを備えたオールインワン型水冷ユニットで、確かな冷却性能からBTOメーカーへの採用も多いロングセラーモデルだ。
また、冷却ファンは120mm口径の「Dynamic X2 GP-12 PWM」ファンを3基搭載。特殊形状の7枚インペラと長寿命なLLSベアリングを採用するモデルで、低負荷時の静音動作と高負荷時のエアフローを両立させている。
ちなみに「Celsius S36」は、自動でインテリジェントな温度制御を行う“オートモード”と、マニュアル調整可能な“PWMモード”から動作パターンを選択できる仕様。出荷時にはオートモードにセットされていた。
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360mmサイズの大型ラジエターは、フロント側にマウント。冷却ファンは静音志向かつ高エアフローの「Dynamic X2 GP-12 PWM」を搭載している
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14フェーズの堅牢電源を搭載したハイエンドマザー「X570 Taichi」を採用
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標準構成では、AMD X570チップを搭載するASRockのベストセラーモデル「X570 Taichi」が採用される
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マザーボードは、標準構成でASRockの鉄板モデル
「X570 Taichi」がチョイスされている。Dr.MOS仕様の強靭な14フェーズ電源回路を搭載するハイエンドマザーボードで、PCI-Express4.0に対応するトリプルM.2スロットを始め、優秀な機能が揃っている。ちなみにボードの下半分を覆っているのは、M.2ヒートシンクを兼ねたメタル製カバー「Heatsink Armor」だ。
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高負荷時も安定して動作する強靭な電源回路を搭載。下半分を覆う印象的な「Heatsink Armor」は、3基のM.2スロット用ヒートシンクを兼ねている
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一体型のバックパネル「I/O Armor」を採用。USB3.2 Gen.2ポート(Type-A/Type-C)やギガビットLANのほか、Wi-Fi 6モジュール用のアンテナポートを備えている
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そのほか、ネットワークはIntelチップによるギガビットLANに加えWi-Fi 6に対応。オーディオ回路はS/N比120dBかつ高音質コンポーネントを採用した「Purity Sound4」を搭載、ゲーミングマシンのベースとして相応しい構成だ。
なおカスタマイズメニューでは、ASUS「ROG STRIX X570-F GAMING」やGIGABYTE「X570 AORUS ELITE」など、定番のAMD X570マザーボードが選択できる。