ASUS製品ではすっかりお馴染み、ファンブレードの周りにバリアリングを備える「Axial-techファン」を2基採用するオリジナルVGAクーラーの構造をチェックしていこう。
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| 冷却と静音の両方に影響するファンには、実測直径約95mmになる「Axial-techファン」を2基搭載する |
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| ファンブレードの周りのバリアリングが特徴的な「Axial-techファン」 |
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| 風の直進性が増すことで、ヒートシンクへより多くの風を送ることができる |
続いてはオリジナルデュアルファンVGAクーラーを分解して、その内部構造をチェックしていこう。まずはVGAクーラーカバーを取り外してみていこう。カバーはバックプレート側からブラックカラーの5本のネジを取り外すことで、ファンとともに取り外し可能になっている。VGAクーラーカバーのネジに封印シールはないが、分解することで保証を受けられなくなるので注意したい。
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| ファンはカバー裏面から固定されている | ファンは4本のネジを外すことで、簡単に取り外せる。ファンの掃除はしやすいと言える |
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| 基板を覆う1ブロック構成のヒートシンク。高密度にフィンが並んでいる |
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| 受熱ベースプレートから3本のヒートパイプがヒートシンクに伸びているのがわかる |
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| 大型ヒートシンクでGPUコアやメモリ、電源回路部の熱を効率よく放熱する | |
ヒートシンクは受熱ベースプレートとGPUコアを均等な圧で固定するGPUブラケット部の4本のネジと、電源回路部の2本のネジで固定されている。
GPUコアとの接触部分には大型の受熱ベースプレートを採用しており、メモリとも接触。3本のヒートパイプで効率よく熱を移動させ、ヒートシンク全体で冷却する仕組み。また、電源回路との接触部にはサーマルパッドを備え、熱を効率よくヒートシンクに伝える。
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| 電源回路のMOSFETやフェライトコアチョークと接触する部分には、サーマルパッドを貼り付け |
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| 受熱ベースプレート部。GPUコアだけでなく、メモリとも接触している | 最も発熱するGPUコアとメモリの熱は、3本のヒートパイプでヒートシンクの3カ所に分散される仕組みだ |