「MasterAir MA624 Stealth」を特徴付けているのが、2ブロックのヒートシンクと2つの冷却ファンで構成される、いかにもハイエンド志向なサイドフロースタイル。直線的なエアフロー上に、2つのヒートシンクを配置し、これをPCケースの背面方向(排気ファン)へ排出させる考えだ。この製品に限らず、以前よりハイエンド志向のサイドフロー型CPUクーラーが採用するこのスタイルは、これまでにも数多くのヒット作が生まれている事はご存じの通り。発光しない正統派・空冷クーラーは、Cooler Masterのアッパークラスに属する最新かつロングセラーを狙う自信作でもある。
さらに観察を進めて行くと、トップ部にはCooler Masterのロゴ入りのアルミ製カバーが装着されていた。外観から見る限り、機能面や冷却性能には直接影響が無さそうな装飾パーツに近い。ただロゴ左右にはネジの頭があり、受熱ベースプレート横まで軸が貫通している。どうやらリテンションへの固定は、このネジがキモになるようだ。
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| 搭載後の周辺クリアランスを考慮し、ヒートシンクの外側には下部にかけて段差が設けられている |
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| 外観上の象徴であるツインタワー型ヒートシンク。なお各ブロックのヒートシンク厚は実測で約48mmだった |
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| ヒートシンクの幅は144.9mm。十分に大型CPUクーラーと言えるだろう |