Ryzen 7 5800Xで冷却性能をチェック
Ryzen 9 5950Xに対して優秀な冷却性能と静音性を発揮した「MasterAir MA624 Stealth」。次にCCDが1基で、よりクロックも高いことから熱処理が難しいRyzen 7 5800Xでも検証を進めていこう。ちなみにテストはRyzen 9 5950Xと全く同じ条件で実施している。
|
|
|
CCDが1基で、高クロックにも関わらずRyzen 9 5950XとTDPが同じRyzen 7 5800X。発熱が集中するため、熱処理は格段に難しくなっている
|
CPU温度計測

「OCCT 9.0.5」では途中4回突発的に温度が上昇するものの、それ以外は
65℃前後で安定。ただし「CINEBENCH R23」では、CPUの許容する最大温度である
90℃まで上昇し、冷却性能には余力がなくなっている。その分「CINEBENCH R23」の動作クロックは、Ryzen 9 5950Xよりも約0.6GHz高い4.45GHzまで引き上げられており、ブースト機能は存分にその力を発揮することができている。
冷却ファン回転数と騒音値

「OCCT 9.0.5」のファン回転数は、温度に合わせて
1,200rpm前後でほぼフラットなグラフ。騒音値も
35.8dBAで、バラックでのテストでもノイズは全く気にならない。また「CINEBENCH R23」実行時はフル回転の
約1,400rpmまで上昇するも、やはり騒音値は
40dBA未満に留まり、静音性は優秀だ。