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| 16コア/24スレッドに対応するフラッグシップモデルCore i9-12900K。空冷クーラーには正直厳しい条件だが、どこまで性能を引き出すことができるのだろうか | |
「OCCT 10.0.4」では、Package Powerが230W前後で頭打ちになることもあり、シングルファン・デュアルファン構成とも100℃まで上昇するシーンはそれほど多くない。ただし、「CINEBENCH R23」ではPackage Powerがほぼ定格通りの240W前後まで上昇し、CPUの温度もほぼ100℃に張り付いてしまう。後半はサーマルスロットリングによりPackage Powerが低下しており、さすがにCore i9-12900Kのブースト状態を完全に維持するのは難しいようだ。とは言え、「CINEBENCH R23」のマルチコアテストのスコアは25,500ptsをマークしており、360mmのオールインワン型水冷ユニットとの差は約6%とそれほど大きくなかった。
高負荷時のファン回転数についてはCore i7-12700Kのテストと同じく、いずれのテストでもほぼ最高値に張り付いた状態。ノイズに関しても同様で、風切り音はあるものの低音が中心で、不快な高周波ノイズはほとんど感じられなかった。