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ASUS「TUF Gaming Radeon RX 6500 XT OC edition 4GB GDDR6」
(型番:TUF-RX6500XT-O4G-GAMING)市場想定売価税込36,800円(2021年1月21日発売)
製品情報(ASUS)
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RDNA 2アーキテクチャを採用するエントリーGPU「Radeon RX 6500 XT」
さて本題に入る前に、まずはAMDの最新GPUである
「Radeon RX 6500 XT」について簡単におさらいしておこう。「Radeon RX 6000」シリーズのエントリークラスに位置づけられる製品で、コアアーキテクチャは従来の
「RDNA 2」を継承しているものの、製造プロセスは7nmから
6nmへと微細化されている。
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GPU初の6nmプロセスを採用するRadeon RX 6500 XT。ダイサイズは「Radeon RX 6600」シリーズから約半分に縮小されている
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そして、GPUコアは上位モデルである「Radeon RX 6600」シリーズの「Navi 23」から新設計の
「Navi 24」へと刷新。トランジスタ数は111億から54億へ、ダイサイズは237mm2から107mm2へと縮小され、ストリームプロセッサについてもRadeon RX 6600 XTの約半分、Radeon RX 6600との比較でも約6割弱となる1,024基へと削減されている。
一方、プロセスの微細化やダイサイズの小型化により、GPUクロックは定格モデルでもゲームクロックは
2,610MHz、ブーストクロックは
2,815MHzという超高クロック動作を実現しており、Radeon RX 6500 XTがメインターゲットにするフルHD解像度では
「高画質な設定で快適にゲームを楽しめる」という。
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Radeon RX 6500 XTがターゲットにしているフルHD環境では、Radeon RX 570やGeForce GTX 1650から最大47%もパフォーマンスが向上しているという
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主なスペックはコンピュートユニット数16基、Infinity Cache 16MB、メモリバス幅64bit、メモリスピード18Gbps、ビデオメモリはGDDR6 4GBを搭載。バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x4)、TBPは107Wとされ、従来モデルと同様
「レイトレーシング」や独自アップスケール機能
「AMD FidelityFX Super Resolution」に対応する。
大型デュアルファンクーラーを搭載する「TUF-RX6500XT-O4G-GAMING」
そんなAMDの最新エントリーGPUを採用したグラフィックスカードが、今回の主役である
「TUF-RX6500XT-O4G-GAMING」だ。エントリークラスの製品ながら2.7スロットを専有する大型VGAクーラーを採用する高冷却仕様で、裏面には基板の歪みや実装パーツを保護するためのアルミニウム製バックプレートを標準装備する。
また「TUF Gaming」シリーズではおなじみのミリタリーグレードのパーツや144時間におよぶ評価試験、ASUS独自の自動製造プロセス
「Auto-Extreme Technology」を採用しており、信頼性や耐久性を重視した設計も特徴だ。
GPUクロックはゲームクロックが2,685MHz(Gaming mode)/2,705MHz(OC mode)、ブーストクロックが2,825MHz(Gaming mode/OC modeとも同じ)のオーバークロック仕様。メモリスピードは18Gbps、メモリバス幅は64bitで、ビデオメモリはGDDR6 4GBを搭載する。
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製品画像が大きくデザインされたパッケージ。サイズは実測で横440mm、縦232mm、厚さ88mmとエントリー向けのグラフィックスカードとしては大きめだ
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その他、バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x4/x16形状)、補助電源コネクタは6pinx1、推奨電源ユニットは500Wで、出力インターフェイスはHDMI2.1x1、DisplayPort1.4x1の2系統。また最近のグラフィックスカードではデフォルトとも言えるセミファンレス機能や、ASUS「Aura Sync」対応のイルミネーション機能にも対応する。