「PCMark10」で実アプリケーションの性能をチェック
「PCMark10:Full System Drive Benchmark」を使い、実際のアプリケーション環境における性能をチェックしていこう。
|
|
【PCMark10:Full System Drive Benchmark】
|
PCI-Express4.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDでも総合スコアが2,000前後に留まる製品もある中、「CSSD-M2M2TPG4NZL」では3,000を超えかなり高速だ。現状これ以上のパフォーマンスを求めるなら、NANDフラッシュよりレイテンシが極端に小さい3D XPointを採用するOptaneシリーズを使用するしかないだろう。
「3DMark」でゲーム性能をチェック
続いて「3DMark:Storage Benchmark」を使い、ゲーム環境における性能もチェックしていこう。
|
|
【3DMark:Storage Benchmark】
|
コンシューマ向けSSDでは総合スコアが2,500以上なら高速とされる「3DMark:Storage Benchmark」だが、3,485でこちらも優秀なスコアを記録した。アクセス時間も100μsを超えるものは1つもなく、「CSSD-M2M2TPG4NZL」を使えば起動やロード時間を大幅に短縮して、快適な環境でゲームを楽しむことができるだろう。
「ATTO Disk Benchmark 4.01」でシーケンシャル性能をチェック
2TBモデル最後のベンチマークテストは「ATTO Disk Benchmark 4.01」でシーケンシャルアクセスの性能をチェックしておこう。
|
|
【ATTO Disk Benchmark 4.00】
|
読込最高7.00GB/sec、書込最高6.41GB/secで、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルアクセスと同様、インターフェイスの限界に迫るパフォーマンスを発揮する。またデータサイズ128KB以上ではほとんどスコアにブレがなく、常に転送速度が安定しているのも評価できるポイントだ。
1TBモデル「CSSD-M2M1TPG4NZL」のパフォーマンス検証
シーケンシャル、ランダムとも公称値を上回るスコアを発揮した2TBモデル「CSSD-M2M2TPG4NZL」。続いては、シーケンシャル読込7,200MB/sec、書込6,000MB/sec、ランダム読込750,000 IOPS、書込1,000,000 IOPSとされる1TBモデル「CSSD-M2M1TPG4NZL」のパフォーマンスを検証していこう。
|
|
1TBモデル「CSSD-M2M1TPG4NZL」の「CrystalDiskInfo 8.12.0」の結果。ファームウェアや対応機能などは全く同じだった
|
ベンチマークテスト:「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」
|
|
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク】
|
|
|
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark】
|
総合スコアは11,914ポイントで、2TBモデルに比べると約8%低いものの、PCI-Express4.0(x4)接続のSSDの中では間違いなくトップクラス。また「Compression-Benchmark」のスコアを確認すると、ほとんど違いはなく2TBモデルと同様、シーケンシャルアクセスについては圧縮率によって有意な差はないようだ。