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ASUS「TUF Gaming 1000W Gold」(型番:TUF-GAMING-1000G)
市場想定売価税込32,980円(1月27日発売)
製品情報(ASUS)
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高耐久部材やスリーブケーブル採用のATX 3.0対応電源
現在進行系で続々と選択肢が増えつつある、ATX 3.0対応の電源ユニットに新たな注目モデルが加わっている。今回検証を行うのは、ASUSの「TUF Gaming」シリーズからリリースされた80PLUS GOLD認証モデル
「TUF Gaming Gold」だ。
ピーク時に定格比2倍の電力を供給可能な最新規格のATX 3.0に準拠し、最新GeForce RTX 40シリーズにケーブル1本で給電できる12VHPWRコネクタを標準装備。容量は750W/850W/1000Wの3モデルをラインナップする、ミドルハイ~ハイエンド構成のユーザーをターゲットにした製品だ。
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ミドルゲーマー向けの「TUF Gaming」シリーズから登場した、ATX 3.0準拠の新型電源ユニット「TUF Gaming Gold」シリーズ。最大効率92%の80PLUS GOLD認証を取得している
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ケーブルタイプはすべて着脱式コネクタを採用したフルモジュラー仕様だが、なんとそのすべてに
エッチング加工が施されたスリーブケーブルを採用している。MOD PCや配線にこだわるユーザー向けに、カスタマイズの定番として知られているケーブルのスリーブ化。それを標準装備するのは最上位クラスの製品に限られるだけに、魅力的な訴求ポイントになるだろう。
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最新のグラフィックス用補助電源である12VHPWRを含め、すべてスリーブケーブルが採用されている
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また、耐久性に優れた
「TUF コンポーネント」で構成された信頼性重視の設計も特徴。
最大17万時間稼働の高耐久な日本メーカー製105℃コンデンサが採用されるほか、チョークコイルも厳格なテストに合格したミリタリーグレードの認証品が組み込まれている。
さらに湿気やホコリ、過酷な温度から基板を保護する
コンフォーマルコーティングを施した
「PCB保護コーティング」を採用。部材のチョイスから加工に至るまで、最先端の高耐久設計が盛り込まれた電源ユニットというわけだ。
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1000Wモデル「TUF Gaming 1000W Gold」のパッケージ。容量や80PLUS認証、ATX 3.0準拠、10年保証などの情報が分かりやすくレイアウトされている
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高耐久コンポーネントや独自設計の冷却ファンなど、主要トピックがまとめられたパッケージ背面。内部の梱包はシンプルで、ケーブルもビニール袋にまとめて入れられていた
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そして冷却機構には、ハブを小型化してブレードを伸長し、バリアリングで下向きの風圧を高めた
「Axial-techファン」を採用。ASUS独自の設計を盛り込んだ135mm径のダブルボールベアリングファンで、グラフィックスカード分野の技術が電源ユニットに落とし込まれた格好だ。
そのほか、過負荷保護(OPP)/過電圧保護(OVP)/低電圧保護(UVP)/ショート回路保護(SCP)/過電流保護(OCP)/過温度保護(OTP)の各種保護回路を搭載。メーカーサポートは最長クラスの10年保証が提供される。
なお、今回はシリーズラインナップより1000Wモデルの
「TUF Gaming 1000W Gold」を借り受け、検証を行っていく。