ベンチマークテスト:CINEBENCH R15

まずはテスト時間が短く、CPUの瞬間的な最高パフォーマンスを計測できる「CINEBENCH R15」のスコアから確認していこう。

元々シングルスレッド性能に定評のあるZen 4アーキテクチャのCPUということもあり、シングルコアテストは
データベースのスコアと比較してもトップクラス。またマルチコアテストは8コア/16スレッドということで、さすがに12コア以上のCPUには敵わないもののコア数が同じCPUの中では現行最高クラスの性能を叩き出している。
ベンチマークテスト:CINEBENCH R20

続いて「CINEBENCH R15」より処理時間が長くなる「CINEBENCH R20」のスコアを確認していこう。
データベースのスコアと比較すると、やはりシングルコアテストはトップクラスの性能。またマルチコアテストは8コア/16スレッドながらRyzen 9 3900Xを超え、2世代前のCPUなら4コアの差を埋めることができている。
ベンチマークテスト:CINEBENCH R23

CINBENCH系ベンチマークのラストはマルチコアCPUに最適化した「CINEBENCH R23」の結果を確認していこう。

シングルコアテストは1,982pts、マルチコアテストは19,293ptsで、360mmラジエーターを使用した
Ryzen 7 7700Xのテストとほぼ同じスコア。このことからサーマルスロットリングによる速度低下もなく、しっかりとCPUの性能を引き出すことができていることがわかる。
ベンチマークテスト:3DMark Time Spy

ここからは定番3Dベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアからだ。今回は比較的ハイエンドな構成ということで、プリセットにはWQHD解像度の「Time Spy」と4K解像度の「Time Spy Extreme」を使用している。

元々GeForce RTX 3070がWQHD解像度までをターゲットにしていることもあり、4K解像度の「Time Spy Extreme」では総合スコア・Graphics Scoreとも約6,500、フレームレートも40fps前後で、重量級のゲームでは画質の調整が必要になるだろう。一方、WQHD解像度の「Time Spy」では総合スコア・Graphics Scoreとも約13,000、フレームレートもGraphics test 1で約87fps、Graphics test 2でも約75fpsで、重量級のゲームでも高画質な設定で楽しむことができる。