専用トレイへの搭載方法は、2.5インチSSDが底面ネジ留め、3.5インチHDDはトレイ側面の突起がネジ穴をロックするツールフリー仕様が採用されている。なおケーブルの配線の都合から、コネクタは右サイドパネル側に向けて固定する事になる。
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| 専用トレイはABS樹脂製。フレキシブルな素材の特性を生かし、3.5インチHDDはツールフリーで装着が可能。ユニット自体は完全に取り外す事もできる | |
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| 専用トレイネジ穴部にはバーリング加工が施され、SSD底面はトレイ面に直接接触することなく固定できる | |
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| 多くのPCケースが有効活用するメンテナンスホール下の空きエリア。スリムで小型なストレージである2.5インチSSDには格好の場所だろう |
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| ボトムカバー天板部に移設が可能。銘柄のアピールに加え、裏配線スペースの確保といったメリットも考えられる |
一方、水平スロットは近頃標準になりつつあるブリッジレス式の採用は見送られ、従来通りの枠付きスロットだった。多くの場合不都合はないが、CORSAIRもこの辺りは徐々に追随してくるのではないだろうか。
| 独立した拡張スロット金具は、おのおのがハンドスクリューでネジ留め。金具には三角形の通気孔が設けられていた |
そこで実際に隣接するシャドウベイユニットまでの距離を測ると、約225mmのスペースがあった。例によってメーカー公称値は電源ユニットのケーブル(着脱式コネクタ)部分も考慮しての数値であり、実際には180mm以上の空きは確認できる。
さらにシャドウベイユニットは搭載位置を前方に約40mm移動が可能。この状態では有効スペースの実測が約265mmまで拡大できる。電源ユニットにとってはメリットだが、一方でシャドウベイユニットが前方に詰まる事で、フロント部標準の冷却ファンとの距離が近くなり、前面に長尺ラジエーターが搭載できなくなる。これらを考慮し、どのようなシステムを組み上げるのか、構成パーツを購入する以前に折り合いを付ける必要がある。
| シャドウベイユニット底面には前方へ約40mm移動できるネジ穴がある。電源ユニットの居住スペースは拡大するもののフロントファンとはかなり接近するため、360mmサイズラジエーターは設置ができなくなる |